初めて何かを勉強するときの本の読み方と本の選び方。本の読み方ひとつで資格取得の際にも役立つ!

初めて何かを勉強するときの本の読み方と本の選び方。これができれば資格取得の際にも役立つ! まとめ

本記事を読んでいただくとわかることは、初めて勉強するときの本の読み方と選び方についてです。

資格をとるときなんていうのはその資格の専門用語からまずわかりませんよね。

好きでその資格を取るならまだしも、会社から言われて資格を取る場合お手上げ!

なんて場合もあります。

図書館で資格取得の勉強をされる方も多いので、何かの勉強を始める際の取り組み方をお話しします。

本を探しにいく

たとえば、パソコンのことを勉強したいと思った場合、

本屋さんや図書館に行き、下の写真の中の丸印の中の目印を探します。

その目印には、カテゴリーが書いてあるので、

パソコン関係の本を見たい場合は、「パソコン」と表示されている目印を探すんです。

そうすれば、パソコン関係の本が集まっている場所にたどり着けます。

もちろん

調べごとのお手伝いをさせていただきます。図書館員の大事なお仕事“レファレンス・サービス”

図書館に来館された際に、私が「パソコンの本はありませんか?」と聞かれたら、

もっと詳細をお聞きしてしまいますがw

パソコンの本がある場所にお連れします。

本屋さんでも同じです。

定番書を見る

なんとか、パソコンの本が集まっている場所にたどり着けたら、次は定番書を見ます。

まだ、読みません。

見ます。

棚に並べられている本の背表紙台に平置きされている本の表紙を見ます。

読み始めると、わからない言葉だらけなので、嫌になってしまいます。

ですから、見るだけ♬

ぴよ
ぴよ
ふむふむ、こんな本があるんだなー

そうそう!

そのような軽い感じで眺めます。

定番書の見つけ方

ぴよ
ぴよ
えっ、でも定番書の見つけ方がわからないよ・・・


そうなんです!

初めての時って何が定番書なのかすらもわからない!!

ですので、本を眺めた後にパラパラと気になる本をめくります。

そのパラパラ見たときに参考資料として載っている本を読み進めると良いです。

これが定番書の見つけ方です。

参考資料の見つけ方

本の中に、【参考資料】【参考文献】

といった参考資料の見つけ方 本の読み方言葉が見ている本の後ろの方に掲載されていますので、

その参考文献を、見て定番書を発見します。

参考資料や参考文献が

掲載されていない本もありますので、

参考資料や参考文献が

掲載されている別の本をパラパラ

最初はしてみてくださいね。

知りたいと思い、本を手に取る

本のあるところに行って本を眺めます。

そのとき、何について知りたいか、ということを頭に置いて本を見るだけで、

頭は意外とその本を見つける能力があるんです。

ですから、パソコンの本を何となく探すというより、

「パソコンでの画像編集の仕方が載っている本が欲しい!!」

「パソコンをまずインターネットにつなげる方法から知りたい!!」

「パソコンでメールを送りたい!!」

などの目的意識を持って本を探すようにしてみてください。

司書に本のある場所を聞く場合も、上記のようにおっしゃっていただけると探しやすいです。

「パソコンでメールを送りたい!!」というときにご案内する本の場所が集まっている場所と

「パソコンをまずインターネットにつなげる方法から知りたい!!」

という情報が載っている本は別の場所にあることが多いんです。

では、本屋さんに行った場合の詳しい本の選び方を時系列に沿って紹介します。

大きな本屋さんに行って本を手に取る

本屋さんには今売れ筋の本がたくさん置いてあります。

逆を言うと、定番書は本を置くスペースのある本屋さんのほうが置いてあります。

だってほら、小さい本屋さんは置く場所がないから・・

ですが、小さな町の本屋さんは、自分のお店にこだわった本を置いてくださっているところも多いです。

本屋さんに行くようになったら、そういった本屋さんごとの品揃えの違いにも注目すると面白いですよ!!

買う本が決まっているときや毎回買う本を購入するときにも利用しやすいですよね。

ですからまだ、本屋さんに行き慣れていない方は、大きな本屋さんがオススメです。

本屋さんに着きました。

本屋さんについたら、上記でご説明差し上げたとおり、

1、看板を見つける

2、本を眺める

3、本をパラパラする

をしたら、パラパラしている本の中で下記を調べます。

  • 初版で終わっているか
  • 他の本はあるか
  • あとがき、まえがきで感じを掴む
  • 引用の参考文献を見る
  • 売れている本かどうか
 

初版で終わっているか

初版で終わっているかどうかは、奥つけという、本の一番後ろのページに書いてあります。

上記の画像の本だと初版では終わっておらず、10回も版が変わっていることがわかりますね。

それだけこの本の内容は、後世にも伝えていきたいし、時代の流れにそって内容をちょっとずつ変えていたり、部分的に著者が書き直したり、誤字脱字を修正したり、装丁を変えたりして、推敲を重ねた分、完成度が高くなっていきます。

ですから、重版があった本って良書と呼ばれやすいんです。

 他の本はあるか

続編その他があるかみてみましょう。

続編がある場合も、重版と同じでその本に人気が出たから、続編が出版されたということになります。

人気が出たということは、わかりやすかったり、知識が増えたりする!と思った方が多かった訳ですから、良書寄りになります。

 あとがき、まえがきで感じを掴む

あとがき、まえがきは作者の思いやストーリーが書かれています。

そこを読めば、だいたい作者の言いたいことはわかると言われる方もいらっしゃるくらい大事な部分です。

あとがき、まえがきは読み飛ばしてしまう方も多い箇所ですが、読んでおいたら得しかありません。

読書感想文でもまえがきやあとがきを読んでから本文を読んだ方がお話がわかりやすいなんてことは往往にしてあります。

読みたい本がわからない(;´д`)でも読書感想文を書かなくちゃ!読書感想文の書き方をマルっと公開!

 引用の参考文献を見る

参考文献に関しても、本の最後のほうのページに一覧として出ていることが多いです。

 売れている本かどうか

売れている本かどうかのチェックは意外と簡単です。

本屋さんの商品台の平台というところに、平積みになっている本が売れている本です。

平台とは、本棚ではなく、本棚の下にある平面の台の部分。

そこに背表紙ではなく表紙を見せておいてある本が売れている本や売りたい本です。

このようにパラパラめくった本からも情報を得、そのあとに続く情報も得ていくイメージで本を探します。

こうやって関連本をパラパラみていくうちに自分の探している情報を見つけられる能力もぐんぐんあがっていきます。

初めて何かを勉強するときの本の読み方と本の選び方。これができれば資格取得の際にも役立つ! まとめ

わたしたち司書はこうやって自分の中にない知識の本を選んでいます。

こういった本の選び方ができるようになるには本を200冊読めばいいと言われています。

是非、体得してこれからの本選びを楽にしちゃってくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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プロフィール

 

司書歴13年。

これまで培ってきた図書館員としての知識を綴り最近はやりのイベントについてやオススメの本についてや、本に関わるアレコレを書いています。

 

私はこのサイトを通じて、全然本を読んだことがない、興味すらないという方には「きっかけ」を

本は読んだことはあるけど、この本読んだことがないなという方には、「魅力」を

そして、

本なんか毎日読んでいるよという読書家さんには「他の人の感想」を

お伝えしたいなと思っています。

良かったらみなさんのオススメの本も教えてくださいね♪

 

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