今回は新1年生に向けて読み聞かせをするときにオススメな絵本を6冊あげてみました。
新小学1年生に今までの読み聞かせの授業で人気だった絵本をご紹介しますね!
新1年生はなんてったってまだまだほんの1ヶ月前までは幼稚園や保育園生でした。
小学校の集団生活にも教室にも新しいお友達にも慣れていません。
そんなソワソワした新1年生に向けて読み聞かせをする時って、読み聞かせをする側もドキドキしちゃうんです。
「ちゃんと聞いてくれるかな?」
「楽しんでくれるかな?」
って。
それはベテランと言われる何十年も読み聞かせに携わっている方も同様なんですって。
そのお話を聞いたら、「うまく読もう!」という気持ちより
落ち着いてお子さんたちの反応を見ながら読むサイドも「楽しもう!」って思えたんです。
ですから、みなさまも楽しむ気持ちだけ最初は読み聞かせの現場に持って行ったらいいのではないでしょうか?
では、オススメ6冊をどうぞ。
これらを組み合わせて、ご自身の読み聞かせのお手伝いになれば幸いです。
新1年生の読み聞かせにオススメな絵本
入学して初めての読み聞かせ。
お子さんは、どうしていいかわからず、読み聞かせの時間が始まるのにも時間がかかってしまうかもしれませんね。
そんな心配もあるので最初のうちは読み聞かせの絵本にかかる時間を少し短めに設定しておくと良いかもしれません。
一番最初の読み聞かせで大事なのは「楽しい」と思ってくれることとそれを「共有」できることです。
はらぺこあおむし エリック・カール
大人気はらぺこあおむし!!
何回も登場させてしまう絵本です。
読み聞かせにも学校生活にもまだ慣れていない新1年生には馴染みのある絵本の方が良い場合もあります。
「読んだことあるー」という安心感でお話を聞きやすい雰囲気になりますしね。
【児童書のロングセラー】昔から今までずっと読み継がれている児童書のことを良書といい、読み聞かせにオススメの5選
こういった絵本を「力のある絵本」と呼ぶこともあります。
はらぺこあおむし | |
作者 | エリック・カール |
訳者 | もりひさし |
出版社 | 偕成社 |
どろんこハリー
ハリーは、黒いぶちのある白い犬です。なんでも好きですが、お風呂に入ることだけは、だいきらいでした。ある日、お風呂にお湯を入れる音が聞こえてくると、ハリーは体を洗うブラシを口にくわえて逃げだして、ブラシを裏庭に埋めました。それから、家の外に出て行ってしまいます。泥だらけ、すすだらけになったハリーが家に戻っても誰も分かってくれません。がっかりしたハリーが、裏庭でブラシを見つけ出し、わんわん吠えると……。
どろんこハリー | |
文 | ジーン・ジオン |
絵 | マーガレット・ロイ・グレアム |
訳 | わたなべしげお |
出版社 | 福音館書店 |
ストーリーの非常にしっかりした絵本です。
お子さんたちは、絵本の主人公ハリーと一緒になって遊び、どろだらけになりハラハラドキドキできる絵本です。
以前読んだことのあるお子さんでも、最後まで興味を持って集中して聞いてくれる絵本です。
どろんこハリー/他のハリーシリーズもあります!
ハリーと うたう おとなりさん
児童書です。
読み聞かせよりは、お子さんがおひとりで読んだり、親御さんとお子さんの一対一で読んであげるほうが向いています。
ハリーの家のおとなりさんは、歌をうたいます。
その声の、高くて大きいこと!
ハリーは、あの手この手で、やめさようとしますが・・・!?
大まじめだけれど、おっちょこちょいなハリーは、ユーモアたっぷり!
全ページカラーで、読んであげるにも、初めての1人読みにもぴったりです。
小学校低学年の女の子がよく借りて行かれます。
もうひとりでも読めちゃうんだ!と教えてくれました。
うみべのハリー
「どろんこハリー」で、子どものかっさいをあびたいぬのハリーが、家の人たちと海水浴にでかけて、またまたひと騒動。ハリーは海岸で遊んでいる人たちを次つぎにまきこんでいきます。
ハリーがタイトルの通り、海に遊びにいったお話です。
はしゃぎすぎて一波乱ありますが、ハリーの楽しさが伝わってくる1冊です。
ハリーのセーター
バラの嫌いなハリーが、誕生日の贈り物にバラの模様のセーターをもらいました。お出かけのときどこかへ脱ぎすてようとするのですが……。
そらまめくんのベッド
そらまめくんの宝物は、雲のようにふわふわで、綿のようにやわらかいベッド。だからだれにも貸してあげません。ある日、そのだいじなベッドが突然無くなってしまったからさあ大変! そらまめくんは必死でベッドをさがしますが、どこにもありません。ところが、やっと見つけたベッドには、うずらがたまごを生んで温めていたのです。さて、そらまめくんは……。
そらまめくんのベッド | |
作 | なかやみわ |
出版社 | 福音館書店 |
そらまめくんのベットを知らないお友だちがその季節になって親御さんにそら豆を買ってもらい、「このふかふかならベットになるね!」「みんな借りたくなっちゃうのもわかったよ!」と報告してくれる絵本です。
ただ、学校に読み聞かせに行って終わり。ではなく、その後のコミュニケーションをお子さんたちと繋いでいける素敵な絵本です。
うんぴ・うんにょ・うんち・うんこ
●巻末に「うんこの種類特大ポスター」が付いています!
うんこは、はずかしいものではなく、生きていくうえで自然で大切なこと。だから、いっしょにうんこを考えてみよう。楽しいネーミングをしたりアイディアいっぱいで、気持ちよくトイレにいけるようになる絵本。
うんぴ・うんにょ・うんち・うんこ | |
文 | 村上八千世 |
絵 | せべまさゆき |
出版社 | 福音館書店 |
絵がとってもかわいいのが印象的です。
幼稚園や保育園に通っていた頃は、みんなでトイレに行ったり、おむつの履き替えがありました。
ですが、学校となると休み時間にトイレに行くにはひとりですし、男の子はうんちをするには個室に入らねばならず、はからずともうんちに対する羞恥心が出てきてしまうものです。
その羞恥心が原因で便秘になったり、からかわれたりしたら大変です。
ですから、小学校に入学したタイミングでうんこというものは恥ずかしくない、むしろ楽しく面白いものだという絵本を読みます。
もこもこ
「しーん、もこもこ、にょきにょき」とふくれあがったものは、みるまに大きくなってパチンとはじけた。
もこもこ | |
文 | 谷川俊太郎 |
絵 | 元永定正 |
出版社 | ほるぷ出版 |
大人にはわかりにくいこの絵本も、お子さんは大好き!!
音と絵で見事に聞き入ってくれます。
はじめてのおつかい
みいちゃんはママに頼まれて牛乳を買いに出かけます。ひとりで歩く道は緊張の連続です。坂をあがると、お店につきました。お店にはだれもいません。みいちゃんは深呼吸をして、「ぎゅうにゅうください」と言いました。でも、小さな声しかでません。お店の人は、小さいみいちゃんには気がつかないみたい……。
はじめてのおつかい | |
文 | 筒井頼子 |
絵 | 林明子 |
出版社 | 福音館書店 |
みいちゃんがお店まで歩いて行く道中で、絵の中には様々な仕掛けが描かれています。
それをお子さんはすかさず教えてくれます。
主人公の気持ちに寄り添い、感情移入できる絵本です。
新1年生向け!朝の15分読書でオススメの6冊!初めての読み聞かせをみんなでワクワクした時間にしょう! まとめ
初めての読み聞かせは読み手も聞き手もドキドキです。
読み手のドキドキを緩和させるには練習しかありません。
聞いてくれるお友達のドキドキも解消させてあげられるくらい余裕をもって読み聞かせに望みたいものです。
読み聞かせ時の絵本のめくり方と声の出し方〜読み聞かせ初心者におすすめなめくり方とは〜
こんな記事もご参考にくださり、読み聞かせライフをお楽しみください。
最後までお読みくださりありがとうございました。