今回は、読み聞かせの前にする絵本の準備についてお伝えします。
「よし!読み聞かせ絵本も決まった!」
あとは本番を待つのみ!
でも、ちょっと待って!
読み聞かせにも準備があります。
絵本を読む練習はもちろん、絵本を持つ練習も必要。
今回は、読み聞かせ本番前にすると良い準備についてお伝えします。
絵本の準備:絵本に開きグセをつける
読み聞かせの主役は「絵本」です。
その絵本がきちんと開いてくれないと、読みにくいもの…
ですので、開きグセをきちんとつけてから読むようにしましょう。
特に新しく購入された絵本は、練習の前に開きグセをつけておくと良いですね!
絵本の開きグセをつけるところ
1、絵本の真ん中
絵本は、絵を重ねて、その真ん中で縫ってあります。
その縫い目に開きグセをつけていきます。
もし、縫ってある本でなかったら、真ん中あたりに開きグセをつけましょう。
2、絵本の4分の1
1、で開きグセをつけたところと表紙との半分あたりのところ。
そのあたりにも開きグセをつけます。
これは目見当です。
3、すべてのページ
時間があったらすべてのページに開きグセをつけてもいいですね。
基本、1、2に開きグセがついていれば読みやすい本になっています。
絵本の開きグセの付け方
任意の開いた絵本のページの根元を押し広げます。
絵本を机の上に開いておきます。
絵本の上部を右手で抑え、左手を下に下ろします。
これで開きグセが完成!!
読み聞かせをする側の読み手の準備
髪の毛が絵本にかからないように束ねておく
絵本の読み聞かせでは、読み手は黒子になります。
読み手が目立たないよう、動くものや光るものは外しておきましょう。
そして揺れるものも聞き手の邪魔にもなりますので、髪を束ねます。
髪を束ねる訳は、もうひとつあり、髪が長い方は、読み聞かせをしている絵本にかかってしまうかもしれません。
そのリスクをなくすため、先に束ねておきましょう。
また、前髪が長い方も絵本を読んでいる最中に自分の目にかかって自分が気になってしまうかもしれません。
前髪も絵本の読み聞かせの途中に気にならないよう、読み聞かせを始める前に、ピンなどで留めておきましょう。
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このピンは、髪をとめたあと、髪にピンのあとがつかないので、オススメ
絵本を傷つけないように爪を切っておく
絵本は紙でできているので、折れたら折り線がすぐにできてしまいます。
爪でもし絵本の紙を引っ掻いてしまったらすぐに傷になってしまうんです。
そして、聞き手も長い爪が気になってしまいます。
身だしなみの観点からも、爪は短くしておきましょう。
また、絆創膏を貼っている場合も、できるだけとるようにしましょう。
手も絵本と一緒にお子さんたちに目に入るので、意外と気になる存在になるようです。
キャラクターの絆創膏だったらなおさら大注目されてしまうので、重傷でない場合は読み聞かせの時間だけとって読み聞かせをしてあげましょう。
もし、ネイルをしている場合は、手袋をして読み聞かせをしましょう。
その際、なぜ手袋をしているのかはきちんとお子さんたちに説明してあげてくださいね。
服装は絵本をくっきり見せる黒かネイビーの無地が良い華やかでないものを着よう
上記でもお伝えしましたが、聞き手の邪魔にならないように気をつけます。
あまりに華美な服装をしていると、聞き手は読み手を気にしてしまいます。
読み手の服装は聞き手にとって絵本の背景に見えているんです。
ですから、読み手の服装は黒かネイビーが良いでしょう。
あるいは、淡いパステルカラー。
できるだけ淡い色ですっきりまとめ、絵本の絵より目立つものや派手な色あいは避けるようにしましょう。
0〜2歳の乳幼児に対する読み聞かせの場合に限り、黒やネイビーより、パステルカラーのほうがオススメです。
その方がお子さんの目に優しいのです。
読み手は黒子のため、華美にならない服装を心がけましょう。
洋服のデザインや髪の毛、アクセサリー等は普段の生活では気にせず着ていたり、つけていたりするものです。
しかしこれが読み聞かせのシーンになると、お子さんたちの注意を引き邪魔になってしまう場合が多々あります。
読み聞かせの主役は絵本です。
ですので、お子さんが絵本の世界に集中して入っていけるよう、わたしたち読み手は、絵本を引き立てる役割になる必要があります。
くれぐれも読み手が絵本より目立たないよう、絵本よりお子さんの注意を引かぬよう十分ご注意ください。
読み聞かせをする前に、読み聞かせをする読み手同士で服装や見た目のチェックをするよう心がけると良いですね。
読み手同士チェックして助け合いながら読み聞かせを成功させましょう。
読み聞かせをするための準備を3つご紹介。服装や環境は絵本が主役になることを第一に考えましょう。 まとめ
読み聞かせをしよう!と思ったら準備9割です。
準備をしっかりして、聞いてくださる方を存分に楽しませてあげましょう!
準備がしっかりできていたら、当日の緊張もきっと和らいでいることでしょう。
読み聞かせの仕方についてはこちらをどうぞ