乳幼児にオススメの絵本特集です。
乳幼児への読み聞かせで、お子さんたちが喜んでくれる絵本の中身として、「お子さんの身近なことがら」があげられます。
絵本の中にお子さんの知っていることが出てくると「知ってるー」と大喜びしてくれます。
お子さんの身近な出来事を絵本にした読み聞かせはお子さんの成長を考えてもオススメです。
やさい 平山和子
福音館書店
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2歳から
八百屋さんに野菜が美しく並べられている様子が描かれています。
お魚も切り身の形で海に泳いでいると思っているお子さんが多い今の時代。
お野菜に関しても自分の食べているカボチャやトマトが元はこの形!と結びつかないお子さんもいることでしょう。
絵をしっかりと見せ、言葉をはっきり読むことで「普段食べている野菜の形はこうだけど、実際はこうなんだよ。」というのを知るチャンスにつながる絵本になっています。
次にご紹介する絵本もそういった普段はわからないけど身近なものの絵本です。
くだもの 平山和子
福音館書店
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1歳から
上記のやさいと同じ平山さんの作品です。
身近な果物の絵に「さあ、どうぞ」と実際に食べる形に描かれた絵にお子さんたちは反応してくれます。
「さあ、どうぞ」といった瞬間、食べる仕草をして楽しんでくれます。
実物かのように美しい絵の絵本が少ないのでこの絵本は読み聞かせで重宝します。
実際にこの絵本に出てくる果物を見たことのないお子さんも、この絵本をきっかけに、その果物を見たということを報告してくれることがあります。
そのため、果物の入門編にも適しています。
こういった写実的な絵本を見せてから、擬人化した果物の絵本を見せてあげるのもいいでしょう。
同じ平山さんの作品では、下記のふたつもオススメ
まめ
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まめを土に植えると、芽が出てきて、花を咲かせ、また、豆ができます。
HPより

いちご
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畑で雪の下にうずもれながら寒い冬をこす、いちご。春あたたかくなると、つぼみをつけて小さな白い花をさかせました。花のあとには、青い小さな実がなりました。でも、この実はまだすっぱい。ほらほら、いちごの実が少しずつ赤くなってきましたよ。そして真っ赤に色づいたいちごは甘くてとってもおいしそう。いちごが成長し甘くなるまでの待ち遠しい気持ちがいちごの絵から伝わってくるようです。甘くなったいちごは、大事においしく「いただきます」。
HPより
この実物の果物が描かれた絵本は小さいお子さんに大人気です。
美しい絵は年齢に関係なく魅了されますね。
おんなじおんなじ 多田ヒロシ
こぐま社
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2歳から
言葉の繰り返しがたくさん出てくる絵本です。
小さいお子さんは繰り返しも大好き!!
お友達とおんなじなことも、もちろん大好き。
2歳くらいのお子さんの大好きなものを集めた絵本です。
「おんなじ」ことをお子さんが理解できるまでたっぷり時間をとって絵を見せてあげてください。
じゃぐちをあけると しんぐうすすむ
福音館書店
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2歳から
水を見たお子さんたちがやってみたいこと。
その全てをこの絵本の中で行ってくれています。
絵本の中で描かれている動作を絵本をめくるほうの手で再現してみてあげてください。
お子さんが喜んでくれますよ。
くらいくらい はせがわせつこ
やぎゅう げんいちろう 絵
福音館書店
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2歳から
シルエットを想像したり、言葉のリズムを楽しんだりできるので大人気の絵本。
そうすると、次の展開で盛り上がります。
お子さんってちょっと怖いお話が大好きですよね。
くまのテディちゃん グレタ ヤヌス
湯沢朱実 訳
こぐま社
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2歳から
お子さんに所有欲が出てきた頃にオススメです。
「これは、わたしの」と言いたいそんな時期に読んでみてあげてください。
サイズが小さい本なので1対1の読み聞かせや少人数のお子さんへの読み聞かせ向きです。
リズム感のある文章が少しずつ長くなっていきます。
最後のページは、テディちゃんがねむりにつくので、おやすみ前に読んであげるのもオススメです。
はらぺこあおむし エリックカール
もりひさし 訳
偕成社
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2歳から
はらぺこあおむしについては、至る所で書いているのでそちらをご覧ください。
いろいろごはん 山岡ひかる
くもん出版
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言葉にリズムがあるので、それだけで楽しい絵本です。
いろいろたまご
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いろいろおすし
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いろいろいちご
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色々、いろいろシリーズがありました。
乳幼児にオススメ身近なことがら絵本8冊。絵と言葉を結びつけ、言葉への興味を促そう! まとめ
こうやって探してみると、「繰り返し」を面白く工夫して作られた絵本がたくさんありました。
大人にとっては当たり前の身近なことですが、乳幼児のお子さんは見ることやること全てが初めてです。
それを親御さんは忘れずに、新しい物事がお子さんの頭に入る時、よりよい情報を入れてあげるようにしてあげてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました。