各図書館には、
その図書館のカードを持っている利用者に本を貸す以外に、同一都道府県内だったら無料で、本をやり取りするシステムがあります。
それを、図書館間相互貸借といいます。
図書館間相互貸借って聞いたことありますか?
各図書館には予算があり、その予算内でしか本やCD・DVDは買えません。
そうすると、どうしても図書館の本として用意し、提供したいけど、買えない本って出てきちゃうんです。
特に、古かったり、特定の人にしか需要がなかったりすると思われる本は、購入の候補に入りにくいんです。。
でも、そういった本を持っている他の図書館もある。
そんなとき、その本を持っている同一都道府県内の図書館にお願いして貸してもらうシステム。
また、逆に、こちらが持っている本をお貸しする素敵システムです!!
それを図書館間相互貸借(としょかんかん そうごたいしゃく)といいます!!
(2回目笑)
図書館間相互貸借って具体的にどんな感じなの??
図書館間相互貸借では、通常の貸し出しでは図書館が利用者に本を貸し出ししますが、
図書館が利用者に本を貸すのではなく
図書館が図書館に本を貸してくれるのです。
図書館同士の本の貸し借りのシステムを、図書館間相互貸借と呼んでいます。
図書館で、自分のカードを作ると、その図書館ごとに定められた、
- 何冊借りられます
- 何冊予約できます
- CD・DVDは何枚まで借りられます
という制限にそって借りたり、予約したりできます。
しかし、自分のカードが自分の借りたい本のある図書館にないときは、
自分の図書館カードのある図書館と、自分の借りたい本のある図書館同士が本の貸し借りを行います。
県内の図書館館同士で図書の貸し借りをするんです。
便利ですねー。
ちなみに、この相互貸借を利用した場合使われるのは、
その本を借りたいと申し込んだ図書館の図書館カードの予約枠です。
ですので、地元の図書館の予約をする際、相互貸借をしているかどうか、利用者さんはあまり関係ないかもしれませんが、予約枠をひとつ使っています。
地元の図書館の本か、他の図書館の本かで、借りた際、相互貸借を利用したんだなーとお楽しみいただければと思います。
広域利用と相互貸借の根本的な違い
では、このふたつのなにが違うのか、ご説明致しましょう。
このふたつの大きな違いは、
「図書館カード」が自分で持てるかどうか
です。
広域利用の場合
近隣の図書館のカードが作れます。
そちらのカードの予約枠が使われます。
しかし、ご注意いただきたいのは、
広域利用のカードでは、利用制限がある図書館が多く存在します。
たとえば、
「相互貸借は地元の図書館でお願いします」
「新刊の購入依頼は地元の図書館でお願いします」
など。
こういった規制がある場合は、地元の市町村で上記の手続きをすすめてください。
「図書館間相互貸借」は各都道府県内の図書館間で無料で行われる本の貸し借り制度 まとめ
その図書館ごとの特性を生かし、
人気本の予約の少ないところはココ!
や
調べ物に特化した図書館はココ!
などと
ご自身で
区分分けをし、図書館を使い分けると、
予約本の待ちが減ったり、
調べられない💦
といったストレスが減ったり
ストレスフリーな図書館ライフが送れることと思います💕
どうぞご自身に合った図書館の使い方をしてみてくださいね✨
最後までお読みくださりありがとうございました。