図書館の本って臭い!実際に図書館で行なっている臭い本への消臭法とご家庭でも活用できる本の臭い消し

図書館で借りてきた本が臭い!図書館で行なっている本の消臭法とご家庭でも活用できる本の臭い消し

本日のお話は返却された本の臭いが気になった時の対処法です。

タバコの煙や臭いがあまり得意ではない方はその残り香を敏感に嗅ぎ取ってしまいます。

そうすると、本のページをめくるたびにタバコの香りがして気持ちが悪くなってしまいます。

私たち図書館員も図書館の本が利用者さんから返ってきたときに、本の中に忘れ物がないか、チェックするためページをめくって確認します。

その時にタバコの臭いがあまりにもした場合にこれからご紹介する方法で消臭をしています。

タバコの臭いだけでなく、絵本が放つ独特のインクの香りもなくなるので、ご自身の本の臭いが気になる時にはご家庭でもお試しいただける内容になっています。

タバコの臭いやインクの匂いを徹底除去

「本からタバコの匂いがするから、借りられないよー」という利用者のために匂いの徹底除去をしています。

今回は自分で本の匂いを落とす方法2つと機械に頼る方法2つをご紹介いたします。

ご自身でお好きな方法を試しいただければと思います。

任意の時間を置いてみて匂いが消えない場合は、時間を延ばしてください。

また、ひとつの方法を試してみて、「匂いがあまり消えていないなあ」と思ったら他の方法を加えていくと香りが消えます。

人力で匂いを落とす方法① 密閉容器で匂いを落とす

用意するもの

  • 置き型消臭剤
  • 密閉容器

匂いのある本の匂い消し方法

用意した密閉容器に消臭剤をと匂いの強い本を入れます。

期間は一週間を目安にしてください。

それでも匂いが取れなかったら、期間を延長します。

匂いが取れるまで置くか、今回他にご紹介している方法に移るかしてみてください。

  • 置き型消臭剤
匂いのある本の匂い消し方法

図書館の本がくさい

昔ながらの消臭剤を使っています。

良い香りをつけるものではなく、ただ単に図書館の本についてしまった匂いをとるものを、密閉容器にいれます。

密閉容器は値段の高いものでなくていいので、本が何冊か入る大きめサイズのものを図書館は用意しています。

ご自宅でお試しになる場合は本が1冊はいるもので構いません。

  • 密閉容器

図書館 本 くさい においとり

ご家庭で臭い消しを行う場合はジップロックが優秀

図書館員が試しに家で本の臭い消しを行なったところ、ジップロックでも十分消えました。

ご家庭で臭い消しを行う場合はジップロックが優秀 においけし

ご家庭で臭い消しを行う場合はジップロックが優秀

図書館の本にはカバーがかけてありますので、そこまで匂いが強くないときは無香料の消臭剤をかけます。

それでもふんわり紙の部分に消臭剤がかからないように遠くから噴射します。

少し置いておくと匂いが気にならなくなります。

人力で本の匂いを落とす③重曹と新聞紙

掃除の際に重宝されている重曹は、汚れを綺麗にするだけではなく、本についた嫌な臭いも除去してくれます。

重曹は、アルカリ性の性質をもっており、酸性を中和して無臭の状態に変化させることができるため、臭いを取るのに優れているんです!!

用意するもの

  • 古い新聞紙
  • 重曹
  • 密閉容器

新聞紙

人力で本の匂いを落とす③重曹と新聞紙

人力で本の匂いを落とす③重曹と新聞紙
紙は新聞紙の素材で、何も印刷されていないものです。

無地の新聞紙ですと、何かあったときでもインクが本に移ってしまったという事態にならないので良いです。

 今は新聞をとる家庭が減ってしまったので、新聞紙も売っていました。

便利です。

重曹


重曹はお掃除にも使えるので、本の消臭で使い切れなくても用途はたくさんあります。

重曹と新聞紙で本の匂いを落とす方法

1、匂いを落としたい本を新聞紙で包む

匂いを消したい本を新聞で包みます。

乾いた新聞紙で包んだあと、水で濡らし硬く絞った新聞紙をその上から包んでいきます。

このとき新聞紙がビシャビシャだと本が濡れてしまいページがシワシワになってしまうので注意しましょう。

2、密閉容器に1を入れる

密閉容器に1で作った新聞で包まれた本がばらけないよう慎重に入れていきます。

3、重曹を入れる

2に重曹をパラパラと振りかけます。

重曹を本のページの隙間に残したくないので極力本に直接当たらないよう入れます。

4、1週間ほど置く

1週間ほど置くと入れる前に気になっていた本についた匂いが気にならなくなっています。

まだ気になる場合は、1からやりなおし、再度時間を置いてみてください。

機械に頼って本の匂いを落とす① 本の消臭 図書館 消臭 臭い

機械に頼って本の匂いを落とす①消臭ボックスを使う

図書館によりますが、消毒できる機械を置いてあるところもあります。

電子レンジのようなボックスでご自身で中に本を入れ、ボタンを押します。

そうすると、風が吹き、中に入れた本がパラパラとめくられ、殺菌のための紫外線が照射され、消臭抗菌剤も散布されます。

時間は30秒ほどで、最大同時に4冊まで消毒できます。

この機械の効果として、ページ間の清掃(ホコリ、髪の毛、フケ等の除去)、殺菌消毒、消臭抗菌(タバコ、ペット)があげられています。

業務用のものは高額ですが、ネットで購入できるものは意外とお手軽価格でした。

機械に頼って本の匂いを落とす②冷凍庫に入れる

匂いのついた本をジップロックに入れ冷凍庫に入れます。

たったこれだけで本についた嫌な匂いがとれてしまうこともあります。

機械に頼って本の匂いを落とす②冷凍庫に入れる

図書館で借りてきた本が臭い!図書館で行なっている本の消臭法とご家庭でも活用できる本の臭い消し まとめ

最後の消毒機械は頼り甲斐がありますね!!

機械で殺菌消毒消臭までやってくれれば、潔癖症のかたももっと利用できるようにきっとなりますね。

かくいう、わたしも図書館の本はあまりベットの上では読めません。

この機械が広く導入されますように。

洗剤やその他道具を触ったあとは、手が荒れやすいので、手を丁寧に洗ったあと、ハンドクリーム等で整えて終了にしてくださいね。

お読みくださりありがとうございました。

プロフィール

 

司書歴13年。

これまで培ってきた図書館員としての知識を綴り最近はやりのイベントについてやオススメの本についてや、本に関わるアレコレを書いています。

 

私はこのサイトを通じて、全然本を読んだことがない、興味すらないという方には「きっかけ」を

本は読んだことはあるけど、この本読んだことがないなという方には、「魅力」を

そして、

本なんか毎日読んでいるよという読書家さんには「他の人の感想」を

お伝えしたいなと思っています。

良かったらみなさんのオススメの本も教えてくださいね♪

 

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