本を読みたい気持ちはある
でも
何の本を読んだらいいのか、わからない
そんなとき図書館員がおすすめする、あなたの「読みたいなー」を刺激する本の探し方!!
司書にオススメ本を聞いてみる
「何か本が読みたいなー」と漫然と思っている方!!
とりあえず図書館に来てみてください!!
司書が何らかの方法であなたに合った本をご紹介いたします。
あなたの興味のある分野や趣味興味関心のあることをお聞きするかもしれませんが、そうやって、あなたの知的欲求に合致する本を探します。
オススメ本の掲載されている本を見る
本の雑誌
毎月オススメの本が掲載されているので参考になります。
雑誌のコーナーに置いてあります。
オススメ本が一覧になっている本
背ラベル「0」の棚に置いてあります。
読み聞かせ絵本を選びたい時重宝します。
ブラウジングする
「まだ初めて行った図書館で初めて会う人に何の本がいいかなんて聞けない」そんな方は、図書館の棚をフラフラ眺めてみてください。
ブラウジングとは、簡単に言うと、棚をフラフラ眺めることです。
棚をフラフラ見ていると、なんとなく気になる本が出てきたりします。
本棚には、本が背中と呼ばれる背表紙を向けて行儀よく並んでいます。
その背表紙を眺めていると、どこかの棚で気になるキーワードが出てきたり、「あ、このタイトル聞いたことある」や「この人知ってる」となってきます。
そうしたら、儲けもの❥
その本を手にとって、パラパラ中をのぞいてみてください。
何か興味のあることが書いてあるかもしれませんよ
今まで、本を読まなくちゃと思っても本すら手にとっていなかったあなたにとっては、パラパラでも読めたことと、図書館に来たことを褒めてあげてくださいね。
よくできました❥
この、背表紙を漫然と眺めたり、資料を手にとってパラパラ拾い読みすることを図書館界では「ブラウジング」といいます。
偶然の本当の出会いの効果を体感してみてくださいね♪
このブラウジングをすることで、図書館に来た時にはぼんやりしていた知的欲求がたくさんのタイトルや表紙、拾い読みを通じて、「こういう本が実は読みたかったんだ」とわかることがあります。
私も図書館で働きだし、初めてレファレンスを受けた時、先輩司書に、「パソコンで検索する前にとりあえず目星をつけて、棚に行け!!」といわれたことを今でも肝に命じていますが、それくらい棚に行く、棚を見るというのは大事なことなんです。
利用者さんのまだぼんやりしている知的欲求を「こんな本ですか?」と棚を見せながら掘り起こします。
それをパソコンの検索で試みようとすると、情報がタイトルしかないため、利用者さんも司書もイメージがわきにくいんです。
ですから、棚に行って、同じようなタイトルの本を手にとって見てもらい、ちょっと内容が違うようだったら、他の本を差し出す。
どうしても、その図書館に該当の本がないようだったら、時間がかかってもいいからどうしても読みたいのか確認し、相互貸借をオススメするときもあります。
そうやって、利用者さんの知的欲求に合致する本を見つけています。
「企画展示」をみてみる
また、ブラブラ棚を眺めながら図書館をフラフラしていると、「企画展示」も目に飛び込んできます。
この企画展示は、図書館の展示担当職員が決まった時期に展示を変える「通常展示」と、元号改正や芥川賞発表など、イベント的に行う「特別企画」とがあります。
これらを見てみるのも、図書館がコンセプトを決めて出しているものなので、自分では手に取らなかった種類の本が見つかるチャンスです。
「新着コーナーを見てみる」
図書館には、新しく購入して本を何ヶ月かまとめて、利用者さんの目につきやすい場所に展示しておくコーナーがあります。
常連さんになると、とりあえずその棚を見てから、他の棚を見に行くという方が増えます。
みなさん、新しい情報を欲しているのですね。
追悼展示や芥川直木賞はたまた児童の課題図書など夏の特別展示は盛りだくさんです。
まとめ
今回オススメしたのは「ブラウンジング」
ただ、本棚を眺めるだけですが、ご自身の興味のある分野を洗い出すのに効果的です。
PCやOPAC、携帯電話を使った検索と違い、タイトルの方から目に飛び込んでくるので思考が活性化されリフレッシュにもなり、何か良いアイデアも浮かびそうです。
行動に名前がつけば、その行動を起こしやすくなるので、是非とも「ブラウジング」という名称を覚え、活用してみてくださいね