認知症の予防にも読書は有効!!?図書館で読書をする以外の認知症予防方法とは?将来認知症にならないために今できること

認知症の予防にも読書は有効!!?図書館で読書をする以外の認知症予防方法とは

今回のお話は認知症と読書についてです。

認知症と聞くと悲しい気持ちになってしまいますが、その認知症にならないための対策としていま「読書」が注目され始めています。

私たちの脳は刺激を与えなければ筋肉と同じように衰えてしまうという研究結果がでているようです。

しかし筋肉は衰えないようにとトレーニングをすることは可能ですが、脳はいったいどうやって鍛えればいいのでしょうか??

そこで研究者たちは発見しました。

筋肉をトレーニングする時にダンベルで負荷を与えるように、脳をトレーニングする方法を!!

脳へのダンベルになるもの、それが「本」なんです。

本を読むことが適度な刺激になって脳が活性化することがわかりました。

読書は脳のトレーニング。

それがわかっただけでも認知症にならないために、図書館に足を運んでみようという気持ちになりませんか?

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読書は認知症予防になる

わたしたちが生活を送る上で欠かせない記憶のことをワーキングメモリといいます。

ワーキングメモリ (working memory:作業記憶,作動記憶) とは,短い時間に心の中で情報を保持し,同時に処理する能力のことを指します。

買い物をしたり、料理を作ったり普段から行なっている何気ない行動もワーキングメモリが助けてくれています。

いつもと同じことをするときはワーキングメモリを使い、自分自身を自動操縦にして脳の疲労を少なくしてくれているんです。

ですがこのワーキングメモリばかりでできてしまう生活を長らく続けていると脳の新しい場所を使ったり脳の新しい場所と新しい場所を繋ぐシナプスが流れなかったりと、省エネモードの脳になってしまうんです。

その脳の省エネ化を食い止めるのが実は読書なんです!!



読書は想像をするから認知症の予防になる

読書をすることは、想像を伴います

脳は自分の体験と読書での想像の区別がつきません。

ですので読書で感じた感動や悲しみ、嬉しさを全て自分のこととして捉えてくれるんです。

そうすると、シナプスは新しい回路を通ってくれます。

例えば、「コーヒー」という文字を読んだらコーヒーの香りを感じることがありますよね?

それは「コーヒー」という言葉から脳の中の嗅覚が活性化しあたかも体験しているように感じるからなんです。

五感を使って作品を楽しんでみてくださいね。

自分自身は体験していないのに、体験したことになってしまうんです。

お得ですよねー💓



興味のない分野の本を読んでみると認知症予防になる

読書が好きな人でも苦手な人でも読む分野や読みたい分野はいつも似通ってしまうのではないでしょうか。

ではなぜ、興味のない分野の本をオススメしているのかというと、脳に刺激を与えるためです。

新しい分野に挑戦しようとすると、脳は、活性化し、血流を増やします。

いつも習慣化されたパターンの繰り返しでは脳は飽きてしまうんです。

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そこで、普段から読んでいる好きな分野とは異なる分野の本を読むことによっていつもとは違った脳回路を活性化してあげるんです。

そして、いつもとは違った分野を仕入れたあなたは頭の中で化学反応を起こし新しいアイデアが降ってくる確率も増えるでしょう。

なんて一石二鳥!!

図書館に来館くださった場合、全ての本は無料で借りられます。

それを生かし、普段は手に取れないような本が並んでいる棚へ足を運んでみてください。

本の表紙やタイトルで選んでみるというのも楽しいと思いますよ!!



少し難しい本に挑戦すると認知症予防になる

こちらも上記に似ていますが、普段は選ばないちょっと難しい本を読んでみることをオススメしています。

いつもSNSやメールなど短い文章に慣れてしまっていると、脳に負荷をかけることなく内容を理解できてしまいます。

そこで脳に適度な負荷をかけてあげるんです。

脳のトレーニングですね。

たまには古典や純文学等を読んで、言葉の感覚や語彙力、読解力を試してみてはいかがでしょうか。



本の感想を書いてみると認知症予防になる

こちらの記事でも紹介していますが、自分が読んだ本の感想をノートに書きます。

情報はインプットよりアウトプットすることで脳に定着します。

ですので読んだ本の感想をノートに書き起こし、後で見返せるようにしておくことでより脳に定着します。

そして読んでみて面白かった本を人に勧められるくらいにしておくとコミュニケーションもできるようになり一石何鳥にもなりますね。



読書会に参加してみると認知症予防になる

上記の理由とはまた一味違いますが、コミュニケーションをとると、認知症予防になるといったデータも出ているようです。

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どの図書館にも「読書会」という団体があります。

1ヶ月に1冊本を読んでその本の感想を会の中で発表するという団体さんです。

なんの本を読むかはリーダーさんが決めるか、会員さんの相談で決めるかマチマチですが、その会の会員さんみんなで同じ本を読み感想を言い合います。

この行為は1冊の本を読み込まないとできないことなので脳を使います。

そして団体さんなので、その会員さん同士でコミュニケーションをとることもできちゃいます。

家に閉じこもりがちになると認知症になってしまいがちなので、外に出る機会を作ることも予防につながります。

認知症の予防にも読書は有効!!?図書館で読書をする以外の認知症予防方法とは まとめ

いかがでしたでしょうか?

図書館は実は認知症の予防にも役立つことがわかってしまいました!!

図書館に来館され、貸し出しは無料なので好きな分野の本を読みときには、コミュニケーションをとったりして認知症の予防にお役立てください。

お読みくださりありがとうございました。

プロフィール

 

司書歴13年。

これまで培ってきた図書館員としての知識を綴り最近はやりのイベントについてやオススメの本についてや、本に関わるアレコレを書いています。

 

私はこのサイトを通じて、全然本を読んだことがない、興味すらないという方には「きっかけ」を

本は読んだことはあるけど、この本読んだことがないなという方には、「魅力」を

そして、

本なんか毎日読んでいるよという読書家さんには「他の人の感想」を

お伝えしたいなと思っています。

良かったらみなさんのオススメの本も教えてくださいね♪

 

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