昨今、始める自治体さんが多くなってきたこの、「こども司書講座」
子ども司書講座は地域や学校で読書推進のリーダーとなるような児童を育成することを目的として、図書館についてさまざまなことを学び、「子ども司書」として認定されることで、よりいっそう地域の読書推進に意欲的に行なっていくことを目的としています。
地域の読書の推進なんて難しい言葉を使っていますが、
お友達に「この本おもしろいよ」
と教えてあげることも読書の推進につながります。
また、図書館の本をどうやって調べるか、そんなことも他の、図書館で本を探せなくて困っているお友達に教えてあげることももちろん読書推進です。
こども司書講座の目的とは
こども司書講座は上記でもお伝えしましたとおり
子ども司書講座は地域や学校で読書推進のリーダーとなるような児童を育成することを目的として、図書館についてさまざまなことを学び、「子ども司書」として認定されることで、よりいっそう地域の読書推進に意欲的に行なっていくことを目的としています。
この目的に則って、講座の構成を考えていきます。
今回は昨年度行なったこども司書講座の大まかな流れを解説したいと思います!!
こども司書講座1日の流れ
1日目スケジュール
10時 | 集合 |
10時半 | 開会式 |
11時 | 館内見学 |
12時 | お昼休憩 |
13時 | 図書館とは |
14時 | 本の分類のされ方 |
15時 | 解散 |
最初の日は集合してもらい、館長からせっかくですので、挨拶をしてもらいます。
館長が出てくるとお子さんたちのお顔がキュッとひきしまります。
まだまだ初日は緊張しているので図書館の探検と見学を兼ねて、館内の案内を司書が行います。
そして、図書館の意義や次の日の配架に向け、分類のされ方を勉強します。
最後の方になるとみなさんお疲れの模様。
慣れない環境での体験お疲れ様でした!!
2日目スケジュール
10時 | 昨日のおさらい |
11時 | 配架体験 |
12時 | お昼休憩 |
13時 | ポップを作ってみよう!! |
15時 | 解散 |
2日目は、昨日勉強した分類に従って、配架をしてもらいます!!
ただ、数字だけで見分けて配架できないところが図書館の配架の痛いところ。。
“別置記号”なんてものもあるので注意が必要です。
お昼を挟んで、今日の司書講座のメイン!!
そしてこの司書講座のメインコンテンツでもあります「ポップ」を作ってもらいます!!
箸休め ◆pop◆とは
※popとは、Point of purchase advertising』(購買時点広告)の頭文字をとったもので、紹介したいものの良い点を手書きやイラスト付きで、書き目立つように興味を促すようにした小さなかわいい紙のこと
ポップを書いてもらう本は事前に選び、お家で読んでもらってきているので
紙をなんの形に切るか、何色の紙を使うか、何色のペンで書くか、ワイワイしながら楽しんで書いてもらいました。
3日目スケジュール
10時 | 昨日のおさらい |
11時 | 壊れてしまった本の修理をしてみよう |
12時 | お昼休憩 |
13時 | お話会の見学 |
15時 | 解散 |
今回は、壊れてしまった本の修理です。
本はたくさんの人に読まれているので、年々劣化してきてしまいます。
そのため、あまりひどい状態にならないうちに図書館の本の修理専用の道具で修理をします。
図書館では図書館員になると、一般か児童かに担当区域を振り分けられます。
児童とは児童書や絵本を主に詳しく知っている人
一般とはそれ以外です笑
その児童担当の花形のお仕事がお話会です。
午後はその花形のお話会で行なっている読み聞かせの見学を行います。
お話会自体、小さい頃に参加していた子、全く初めてお話会を見る子。
様々な反応を示してくれ、こちらも嬉しい限りです。
4日目スケジュール
10時 | 昨日のおさらい |
11時 | 実際に読み聞かせを行なってみよう(練習) |
12時 | お昼休憩 |
13時 | みんなの前で実際に読んでみよう |
感想発表 | |
15時 | 解散 |
こども司書講座でメインの読み聞かせを参加者みなさんの前で読みます。
そのための練習を午前中いっぱいかけて行います。
本の持ち方、声の大きさ、速さなど、聞きやすい方法があるのでそれを学びます。
午後はいよいよ発表!!
ドキドキしながらもみんな上手に発表していました!!
5日目スケジュール
10時 | 今後の図書館 |
11時 | 閉会式 |
参加してくれたおともだちからの感想 | |
こども司書認定 |
合計5日間を一緒に過ごしたおともだちとも今日でお別れです。
一生懸命この5日間の感想を教えてくれました。
そして今日から晴れて認定こども司書です。
おめでとうございます!!
まとめ
こども司書認定講座はまだまだ始まったばかりの講座です。
図書館に興味を持ってくれたり、図書館の本に興味を持ってくれたり、図書館の仕事に興味を持ってくれると嬉しいです。
認定証をもらったお子さんはとても達成感に満ち溢れ嬉しそうです。
そんな姿を見せていただけるだけでがんばって開催してよかったなあと心から思います。
お読みくださりありがとうございます。