図書館には保存機能があります。
それは昔にその図書館の近くで起きた事件や特産物など忘れてしまって欲しくない出来事を保存しています。

「いえいえ、これが必要なんです」
図書館の3つの役割とは
図書館とは、日本の「図書館法」によると、
「図書、記録その他必要な資料を収集し、整理し、保存して一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーション等に資することを目的とする施設」とされています。
それに基づき、新しい本だけ残しておいて、古い本は全部捨てちゃうなんてことはしないんです。
図書館の本棚を見てもらえればわかると思うのですが、年代や考え方、売れ筋かどうかなどは知らん顔で幅広い知的欲求にお応えできる全ての本がきちんと並んでいることにお気づきになられることでしょう。
「貸本屋」と呼ばれてしまっている以上、本の貸し出しに注目が集まることは理解していますが、過去の出来事を知りたい、調べたいとなったとき簡単に訪れることができるのは図書館です。
何か、お知りになりたいことがございましたら、ご来館くださいませ
図書館には必ずある古い資料
図書館は保存機能も兼ね備えておりますので、どんな本もすぐには捨てません。では、どんなものがあるのでしょうか?
雑誌のバックナンバー
雑誌の最新号は面だしといって、表紙が見えるように置いてあります。
その近くの棚には、何ヶ月か前までの雑誌がみなさんの目に触れられるように配架されています。
では、それ以前の号はというと、
図書館にどうしても読みたい本が棚に置いていない時、図書館でその本が読めるようになっちゃう魔法の方法2選
こちらでも説明させていただいた書庫にあるんです。
雑誌の種類やその図書館の方針によって変わりますがたいてい、書庫に保存されている期間は1〜5年くらいが多いです。
また、雑誌によっては「永年保存」といって、絶対捨てないと設定されているものもあります。
新聞
新聞は当日のものはわかりやすく、それだけで綴ったり、それだけ違う場所に置いてあったりする場合が多いです。
それより以前の新聞は、1ヶ月分をまとめて、新聞コーナーに置いてその後、書庫にしまうケースが多いです。
新聞の縮刷版
これより古い情報を知りたい場合は、縮刷版というものが登場します。
五大紙やその図書館がある地域の地方紙などは収集している可能性があります。
新聞のマイクロフィルム
マイクロフィルムになると持っている図書館はだいぶ限られてしまいますが、その資料の創刊号から見たい場合などはこちらのほうが収集している可能性が高いです。
古地図
江戸時代など何百年も前の古い地図を収集し、見せてくれる図書館もあります。古地図を見ると、地名や地形がどのように変化してきたのかを確認できます。
住宅地図
住宅地図は主に「ゼンリン」を収集しています。
通常の地図より縮尺が大きく、住宅そのものや周辺の公園、道路名が詳しく乗っています。
郷土資料
地域資料とも言いますが、この図書館のある地域の歴史がわかる資料です。
主に自治体の出版した「市史」「町史」「村史」などからなります。
その土地で生まれた作家や偉人などの著作も郷土資料になります。
また、上記で紹介した「ゼンリン」も時が経ったものは郷土資料になります。
保存機能が図書館にはある!保存機能を持っている古いほんや地図など様々な資料が見られる まとめ
お住いの地域の昔が知りたかったら是非図書館へどうぞ
本館、分館に分かれている図書館では本館にある場合が多いです。
資料館などある地域もありますので、過去の情報が知りたい場合はオススメです。図書館に資料がなくても、自治体で持っているところはあるので諦めないで探してくださいね。
本を借りるだけでなく、調べることも得意な図書館です。
どうぞたくさんの使い方をされてみてくださいね
最後までお読みくださりありがとうございます。