今日は本棚から本を取り出すときの引き出し方です。
本の引き出し方にも正しい引き出し方が本当はあるんです。
皆さんはどうやって棚から本を引き出しています?
その本の引き出し方実はやると、本を痛めているかもしれません。
本棚から本を引き出す方法
図書館員が最初に習う「書架整理」ですが
その際、一緒に本の引き出し方も教わります。
その引き出し方をしないと、のちのち大変なことになってしまうからなんです。
その大変なことは後にお話しするとしてまずは本の引き出し方からお伝えしますね。
図書館に行った場合、上の写真のように本棚には本が並んでいます。
実際の図書館はこんなに本と本の間に余裕がないかもしれません。
そういったときに今回お伝えする本の引き出し方は大いに役立ちます!!
本の背表紙の背ラベルが貼ってある部分を人差し指で押します。
そうすると本の頭の部分が他の本から飛び出てとりやすくなります。
それを引き抜きます。
これが正しい本の引き出し方です。
では実際みなさんはどうやって本を引き出していますでしょうか?
間違った本の引き出し方で本が痛む
図書館にきました。
そして目当ての本を探します。

本がありました。
そのときどうやって本を本棚から引き抜くでしょうか?
みなさんやりがちなのは、
「のど」と呼ばれる部分の付近を人差し指でひっかけてこちらがわに引き出し
そのあと出てきた本の上部を引き出すというやり方で引き出しませんか?
そうすると、
「のど」の部分に本全体の重さが一点集中し、破れやすくなったり破れたりしちゃうんです。
絵本はお子さんが「のど」をひっかける確率が高いのと
絵本の入っている本棚はぎゅうぎゅうのことが多いので高確率で破れています。
(絵本の棚がぎゅうぎゅうなのは図書館によりますし、引き出しにくくてごめんなさい)
ですから図書館に来館されるみなさまには本当の本の引き出し方を知って欲しいんです。
本当の本の引き出し方/図書館にある本を傷めず本棚から正しく引き出すには まとめ
みなさまの税金で購入させていただいた本なので長くみなさまに読んでいただきたいと思っています。
本の表紙のタイトルが日焼けで消えてしまった!修理の仕方載せました!
こういったカバー等で強くはしていますが、本の本当の引き出し方を知っていればおうちの本棚から本を引き出す際にも利用できます。
図書館の修理で一番多いのは引き出される部分の補強かもしれません。
図書館に行って「はっ」と気づいたらどうぞおためしくださいね。
一緒にいた方に小さな自慢もできるかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。