芥川賞直木賞ノミネート作紹介/2作品は3度目のノミネート

芥川賞直木賞ノミネート作紹介/2作品は3度目のノミネート

第166回芥川賞候補作をご紹介します。

芥川賞と直木賞の違いを3つにまとめてみました!芥川賞と直木賞の違いって一体なに?作ったのは誰?できたのはいつ?

第166回芥川賞の受賞は砂川文次さんに決定しました!

おめでとうございます!

第166回(2021年上半期)芥川賞は「ブラックボックス」直木賞は『塞王(さいおう)の楯』が受賞

砂川文次さんのこれまでの作品をまとめました。

第166回芥川賞受賞作家砂川文次作品一覧。ブラックボックス以前の作品は?職業は?

第166回芥川龍之介賞 候補作

芥川賞にノミネートされた作品は以下の5点です。

石田夏穂「我が友、スミス」(すばる11月号)
九段理江「Schoolgirl」(文學界12月号)
島口大樹「オン・ザ・プラネット」(群像12月号)
砂川文次「ブラックボックス」(群像8月号)
乗代雄介「皆のあらばしり」(新潮10月号)

(掲載誌)※作者五十音順・敬称略

第166回芥川賞ノミネート作品紹介

芥川賞&直木賞受賞作は「むらさきのスカートの女」「渦」おめでとうございます

石田夏穂「我が友、スミス」(すばる11月号)

第45回すばる文学賞佳作

デビュー作

すばる 2021年11月号

石田夏穂「我が友、スミス」(すばる11月号) 芥川賞

我が友、スミス (集英社文芸単行本)

石田夏穂「我が友、スミス」(すばる11月号)
「別の生き物になりたい」。筋トレに励む会社員・U野は、Gジムで自己流のトレーニングをしていたところ、O島からボディ・ビル大会への出場を勧められ、本格的な筋トレと食事管理を始める。しかし、大会で結果を残すためには筋肉のみならず「女らしさ」も鍛えなければならなかった――。鍛錬の甲斐あって身体は仕上がっていくが、職場では彼氏ができてダイエットをしていると思われ、母からは「ムキムキにならないでよ」と心無い言葉をかけられる。モヤモヤした思いを解消できないまま迎えた大会当日。彼女が決勝の舞台で取った行動とは?

スミスは筋トレマシンの名前です。




九段理江「Schoolgirl」(文學界12月号)

2021年、文学界新人賞でデビュー

文學界(2021年12月号) (特集 旅へ!)

九段理江「Schoolgirl」(文學界12月号)

Schoolgirl (文春e-book)

九段理江「Schoolgirl」(文學界12月号) 芥川賞 どうして娘っていうのは、こんなにいつでも、
お母さんのことを考えてばかりいるんだろう。

社会派YouTuberとしての活動に夢中な14歳の娘は、
私のことを「小説に思考を侵されたかわいそうな女」だと思っている。
そんな娘の最新投稿は、なぜか太宰治の「女生徒」について――?

「悪い音楽」が同時収録されています。

島口大樹「オン・ザ・プラネット」(群像12月号)

2021年「鳥がぼくらは祈り、」群像新人文学賞でデビュー

群像 2021年 12 月号 [雑誌]

島口大樹「オン・ザ・プラネット」(群像12月号)

オン・ザ・プラネット

「終わったのかな」
「なにが?」
「世界?」

同じ車に乗り込んだぼくら四人は、映画を撮るために鳥取砂丘を目指す。
注目の新星が重層する世界の「今」を描く、ロード&ムービー・ノベル。

「これからぼくらが話すことは、人類最後の会話になるかもしれない。
そうやって考えるとき、皆は何を話したい?」

記憶すること、思い出すこと、未来に向かって過去をみつけ直すこと。
現実と虚構の別を越えて、新しい世界と出会う旅。島口大樹「オン・ザ・プラネット」(群像12月号) 芥川賞

砂川文次「ブラックボックス」(群像8月号)

芥川賞3度目の候補入り

群像 2021年 08 月号 [雑誌]

砂川文次「ブラックボックス」(群像8月号)

ブラックボックス

ずっと遠くに行きたかった。
今も行きたいと思っている。

自分の中の怒りの暴発を、なぜ止められないのだろう。
自衛隊を辞め、いまは自転車便メッセンジャーの仕事に就いているサクマは、都内を今日もひた走る。

昼間走る街並みやそこかしこにあるであろう倉庫やオフィス、夜の生活の営み、どれもこれもが明け透けに見えているようで見えない。張りぼての向こう側に広がっているかもしれない実相に触れることはできない。砂川文次「ブラックボックス」(群像8月号)

▼そのた砂川文次さんの作品一覧はこちら

第166回芥川賞受賞作家砂川文次作品一覧。ブラックボックス以前の作品は?職業は?




乗代雄介「皆のあらばしり」(新潮10月号)

芥川賞3度目の候補入り

新潮 2021年 10月号

乗代雄介「皆のあらばしり」(新潮10月号)

皆のあらばしり

乗代雄介「皆のあらばしり」(新潮10月号) 芥川賞

ぼくと中年男は、謎の本を探し求める。三島賞作家の受賞第一作。
幻の書の新発見か、それとも偽書か――。高校の歴史研究部活動で城址を訪れたぼくは中年男に出会う。人を喰った大阪弁とは裏腹な深い学識で、男は旧家の好事家が蔵書目録に残した「謎の本」の存在を追い始めた。うさん臭さに警戒しつつも、ぼくは男の博識に惹かれていく。

芥川賞直木賞ノミネート作紹介/2作品は3度目のノミネート まとめ

デビューしたばかりの新人作家さんと芥川賞3度目のノミネートと真っ二つにわかれた第166回芥川賞ノミネート作品。

今回はどの作品が第166回芥川賞を受賞するのか!!

最後までお読みくださりありがとうございました!

プロフィール

 

司書歴13年。

これまで培ってきた図書館員としての知識を綴り最近はやりのイベントについてやオススメの本についてや、本に関わるアレコレを書いています。

 

私はこのサイトを通じて、全然本を読んだことがない、興味すらないという方には「きっかけ」を

本は読んだことはあるけど、この本読んだことがないなという方には、「魅力」を

そして、

本なんか毎日読んでいるよという読書家さんには「他の人の感想」を

お伝えしたいなと思っています。

良かったらみなさんのオススメの本も教えてくださいね♪

 

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