今回は節分にぴったりな「鬼の絵本」を集めました。
節分の時期になると、節分のイベントをする保育園や幼稚園、自治体も多くなります。
そんなとき、ただ豆をなげられるだけではなく絵本を読んでみてはいかがでしょうか?
桃太郎のお話に出てくるは鬼は怖い感じに描かれています。
ですが可愛いイメージで描かれている鬼さんもたっくさんいるんです。
本物の鬼に出会ったら怖いでしょうが、お話の中では可愛い鬼と触れ合ってみてくださいね。
おにのパンツ
みなさん一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
あの「おに〜のぱんつは いいぱんつ〜」
の童謡が絵本になっています。
裏表紙に「おにのぱんつ」の楽譜も掲載されているので、おにのぱんつの歌を知らない方でも歌って読むことができる読み聞かせ絵本です。
0、1、2歳児向けに作られた絵本なので、表紙がボール紙になっておりお子さん一人でも読めるようになっています。
もちろんふたりで向き合って読んでも楽しいです。
大人数への読み聞かせは絵本自体の大きさが小さいのであまり向きません。
絵はしっかり描かれているので、読み聞かせには最適です。
0歳児への読み聞かせ。赤ちゃんへの読み聞かせには触ることが大事。体験を絵本の読み聞かせの第一歩へ
節分のお話会には鬼のパンツ
男性メンバーがいると節分に鬼の格好をお話会でしてくれるので盛り上がります。
お子さんに鬼のパンツってどんなの?と聞かれた時にも教えてあげられます。
まゆとおに
富安陽子 文
降矢なな 絵
福音館書店
やまんばのむすめシリーズの第一弾です。
山姥の娘まゆは、ある日鬼に会います。鬼はまゆを煮て食べようとお湯を沸かしはじめます。まゆはそうとは知らず、薪の山を作ったり、かまどの石を積んだり、手伝います。その怪力に驚いた鬼も、鍋のお湯が沸くころには、もうすぐまゆを食べられるとにんまり。ところがお湯が沸くと、風呂を沸かしているとばかり思っているまゆは、「お先にどうぞ」と言うなり、鬼を鍋に放り込んでしまいます……。
表紙の鬼の頭にちょこんと座っているまゆはやまんばの娘です。
まゆはある日初めて鬼に出会います。
はじめてであったので、まゆは鬼のことがわかりません。
しかし、鬼はお腹が空いていたのでまゆをうちに連れて帰って大鍋で煮て食べてやろうと思っていたのです。
そんなことを知らないまゆは、楽しそうに鬼のうちへついていきます。
その後ろからずっとキツネが心配そうについていきます(かわいいです)。
鬼はうちに着いた途端火を起こそうとします。
それを見ていたまゆはお手伝いにと、松の木を1本抜いて薪にします。
こんなにも力持ちのまゆを見てもお腹が空きすぎている鬼はまだまゆを食べようとしています。
さてさて、
鬼にまゆは食べられてしまうのでしょうか!?
まゆとおにの絵本を読むお子さんも鬼のことを知らないかもしれません。
それはまゆと同じです。
おんなじを楽しんでいただければと思います。
おにのおにいさん
さいとう しのぶ作・絵
ひさかたチャイルド
2018年
3、4、5歳向き
鬼のお兄さんは、人間の住む町にステーキを食べに行きたいけれど、今日は節分。鬼だとばれたら大変なので、人間の格好をして出かけることに。
はたしてステーキは食べられたのかな。
「おにもつ」や「おにんぎょう」「おにわ」など「おに」がつく言葉を聞くたびに、ばれたかと思いおびえる鬼のお兄さんがユーモラスなおはなし。
おにのおにいさんはお肉が大好きです。
おいしいステーキを出すレストランが町にできたと知り、今日は節分だっていいうのにいてもたってもいられず出かけてしまいます。
もちろん鬼だとバレたら大変なので人間に変身していきます。
町中には「オニ」の言葉であふれています。
お店やさんにもお店やさんのメニューにもオニのつく言葉でいっぱい!!
(絵本を見ているわたしたちは楽しいです)
やっとの思いでレストランを見つけたおにのおにいさん。
レストランの名前は「オニガシマ亭」
オニガシマ亭の店員さんが
「おにかいへどうぞ
おにもつ おあずかりしましょうか?」
の挨拶でおにのおにいさんはお店に入れず、駆け出していきます。
もう走れないと思ったそのとき
「おにはそと!ふくはうち!」という元気な子どもたちの声!!
はたして、おにのおにいさんは鬼だとバレてしまったのでしょうか!?
ステーキは無事に食べることができたのでしょうか?
結末は読んでみてくださいね♬
おにはそと
せな けいこ 文・絵
金の星社
豆まきにあった鬼たちが逃げ出し、残されたちび鬼は、人間の子どもたちと仲良く遊びはじめます。ちび鬼がつかまった、と慌てた鬼たちは相談し、鬼の親分が鎧を着てちび鬼を連れ戻しに行きますが…。
おにはそと!
いもと ようこ 文・絵
金の星社
おにの子づな
小暮正夫 ぶん
斎藤博之 絵
ほるぷ出版
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あるひ、「むすめをおれのよめにもらうぞ!」と、おにが、むすめをさらっていった。しばらくじさまはなきくらしていたが、むすめをさがしにでかけることにした。のこえ、山こえゆくと、やがて1けんのうちをみつけた。そこには、こづなというおにの子がいた。そして…。
ちなみに、節分の鬼はご先祖さまという考えも
昔の人たちは、冬の寒さや、病気など、人にわざわいをもたらす悪いものすべてを「鬼」とあらわしていました。
ですが、他の考え方では、「神さまが姿を変えたもの」、「ご先祖様」という考えもあります。
ということは、優しい可愛い鬼がいることも納得できますね。
節分に鬼の絵本を読んで豆まきを何倍も楽しもう!!鬼って実はこわくないと思ってもらえるかわいい絵本5選 まとめ
以上節分に読みたくなる鬼の絵本5選でした。
鬼は怖いものと思いがちですが泣いた赤鬼の青鬼のように友達思いの鬼もいます。
両方の立場から物事を見られるよう絵本もたくさんの視点で描かれています。
たくさんの絵本を読んでたくさんの鬼を知ってくださいね
最後までお読みくださりありがとうございました。