図書館で来館者数の統計を出してみると、ちいさいころは図書館に来ていたのに、成長すると、他に楽しいことができたり、部活が忙しくなったり、図書館に来ること自体恥ずかしくなったりと、図書館に来なくなってしまう理由はたくさんあります。
ですが、小さい時に本を読んだ経験のあるお子さんは成長しても本を読むことができることが多いです。
今回は、本当に全然本を読んでこなかった大人が本を読めるようになる方法をお伝えします!!
高校生以上になってから読書する習慣をつける方法
高校生より上の年齢に差し掛かると、誰しも読書をしなくなってしまいます。
理由は後述しますが、第一要因は読書をする時間を取れなくなってしまうこと。
また、読む必要性を感じないため。
そんなあなたが読書をする習慣を手っ取り早くつけるには、
1日数ページでも数文字でもいいので、本を読むという行為をやめないことです。
これだけで、読書習慣はつきます。
小学生が行なっている朝読書
小学生は朝、読書を5分から10分行なっています。
これはとても理にかなっていて、
- 朝の集中力の高い時間
- 時間を決めて本を開く
- 決めた時間は本に集中
この3つが重要です。
この3つを守ることで読書が習慣になっていき、時間になったら本を開かなくちゃ!と学校に通っていない私達も読書ができる体になっています。
若者の本離れが叫ばれているが実は小学生は30年前より本を読んでいる!?
前述しましたように、小学生は朝読書を行なっています。
また、学級文庫も各クラスにありますし、学校図書室もあります。
学校によっては移動図書館という、バスに図書館の本を乗せて出前しているところもあります。さらに図書館では小学生の来館を増やすために様々なイベントをし、実際効果を出しています。
この情報にはキチンとした裏付けがあり、
全国学校図書館協議会が2018年11月に発表した調査によると、
小学生4~6年生の1カ月の平均読書冊数は11.3冊(17年5月時点)で、
30年前の1987年の7.4冊から約1.5倍になっています。
「過去1カ月で本を1冊以上読んだ」と答えた小学生は約95%もいるとわかってしまったのです。
中学生も同様の傾向で、87年の2.3冊に対して17年は4.5冊に増えている。
読書離れどころか、むしろ子どもは読書をするようになっているのでした。
高校生になると誰しもに訪れる本離れ
小学生・中学生は30年前より本を読むようになっていましたが、
今、どの学校でも問題になっているように、高校に入るととたんに本離れが始まります。
1ヶ月に1冊も本を読まない生徒が出てきます。
その原因として考えられるのは、学校に行っている時間が長くなることと部活やバイトで帰宅時間が遅くなること、また、インターネットの普及で動画を見たりゲームをしたりする子が増えるからだと言われています。
ですが、インターネットで配信されている文章を読むことでも、形は違えど読書になっていますし、教科書を読んでいたら読書になると思うんですよね。
ですからそこまで、読書をしていないわけではないと思っています。
この年代よりもっと深刻なのは、大学生だった
全国大学生活協同組合連合会の17年調査で、
大学生の1日の平均読書時間は24.4分と過去最低を更新。「0分」と答えた人はなんと、49.1%もあったようです。
論文やレポートを書かなくてはいけない年代なので、読んではいるが、それを学生さん自体が読書と認識していないのかなーと考えています。
まとめ
受験勉強が始まると勉強にそそぐ時間を増え、大学生になると、一人暮らしを始めたりバイト、サークル活動などでどんどん読書をする時間がなくなってきます。
その忙しい時間の中でいかに読書する時間を作っていくか、電車の移動時間や休み時間に少しでも電子書籍や文庫本等で本を読む習慣を作るか、
隙間時間や本の形態を工夫しちょっとずつでも本が読めたらいいなあと思います。
お読みくださりありがとうございました。