今回のお話は本を集中して読む方法です。
本を読みたいのに読めないという方から本を集中して読めるようになりたい!というご相談が来ることもあります。
そういった方に本を読まない理由や、読めない理由をお伺いすると、




え、それ本読みたいのw?というような、様々なお答えが返って来ます。
ではなぜ、本を読みたいのに読めないのか!?
その理由の解明と、解消方法にてお伝えしたいと思います。
何故、集中して本が読めないのか
それは、
脳が疲れているから。
以上。笑
そう言ってしまえば、話は終わりなのですが笑、
では、何故、脳が疲れてしまうのでしょうか。
脳の前頭葉は額の奥にあります。
知っていましたか?
前頭葉は、他の動物たちにもありますが、
大きく違うのは、その大きさです。
大昔、猿人だったころの私たちの脳の容量は502cc。
ゴリラは506cc。
そして、原人になると、一気に容量が増え、1000cc。
現代人は1300ccと容量がどんどん増えていきました。
そうやって進化するごとに脳の大脳新皮質という場所が増えていったんです。
人間の進化の過程で劇的に発達した場所で、 人間と猿を隔てる領域とも言われています。
前頭葉には人間の思考、意思、創造力などを司り、 人間が人間らしく生きるための機能が詰まっています。
目標を設定し計画的に理論だて、効率的な行動を起こすという 高等な活動を担うところです。
ですから、
猿やゴリラに未来を想像する力はそれほどありません。
その人間だけが進化させてきた前頭葉の機能は集中力を作れることなんです!!
それを効率よく使わない手はない!!
しかし、この前頭葉、色々なことで疲れてしまいます。
ですから、我々は本を読むことに集中ができないでいたんですね。
集中力の源である前頭葉の休め方、使い方を載せていきますね。
集中力の鍛え方はふたつしかありません。どっちを選ぶ?
集中力の鍛え方は、
- 集中力自体を増やす
- 集中力の消費を減らす
このふたつのうちのどちらか、もしくは両方を行えば必ず集中力は増えます!
ではまず、集中力を増やすお話からしていきたいと思います。
集中力の増やし方
姿勢を保つこと。
これは、脳天を垂直に空に向け、首を伸ばす姿勢でいることにより、
その姿勢自体が集中力を増やすことにつながっています。
立ち読書って知っていますか?読書の姿勢によって記憶量が変わる?立ちながらの読書は文豪ヘミングウェイもやっていた?一番のオススメは立ち読書?読書の姿勢を変えることで頭も良くなっちゃいましょう
この記事でも姿勢について触れています。
そしてその姿勢を保とうと体を意識することにより「セルフ・モニタリング効果」を呼びより効果を高めることができるのです。
セルフモニタリング効果とは、今自分が行なったことで体がどうなったか自分で体に確認する作業です。
↑こういった本でも紹介されていますね。
集中力って実は小さな決断をすることでも消費していたんです
集中力を集中したいものだけに向け、気をそらさないようにすることが集中力の節約方法です。
また、自分では思ってもみなかったところに集中力が使われていることがあるます。
例えば、ダイエット中のあまいものの我慢、上司に注意され言い返したいけどしなかったとき、さらには、未来を想像することにも集中力を使っています。
前頭葉は選択や決断を担っているので、どんな小さなことでも、それらの判断を行うことで、集中力を削っています。
集中力の節約方法は習慣化?
集中力の節約方法!!
それは習慣化してしまうことです。
習慣化すると、使う脳の領域が、前頭葉から小脳へと変わります。
そうしたら、前頭葉での集中力をまた次の新しいことへと使えますよね。
習慣化ってどうやるの?
習慣化するには21日間続けること。
そしてそれを守ること。
ただそれだけなんです。
今日は疲れているから、「マラソンはやめたいなー」と思うことですら集中力を奪っていますし、「今はお腹がいっぱいだから、後でお皿洗おう」と習慣を変えることも集中力を奪う行為になっています。

一度決めたことを継続することが、集中力の消費を最小限で済ませられ、本を読めたり勉強できたりするようになります。
本を読むということもまた習慣化してしまえば、苦ではなくなりまた新しいことが始められ、新しい自分に出会える可能性が増えます!!
集中して本を読んだり、勉強したりできない!!本を集中して読んだり、効率よく集中するコツは? まとめ
「本が読めない」、「本を読む時間がない」と嘆くのではなく、
集中力の消費を抑え、集中力を増やしていけば本を読めるようになるだけでなく、充実した人生も送れるようになります。
普段から選択することをやめ、習慣化を意識して集中力を削らないようにして一度決めたことはやれば自ずと、本を読む時間ができることがわかりましたね。
本を読むことだけでなく、他の何か新しいことを始めたい場合も、集中力を新しい何かを決行するために残しておきましょう!!
お読みくださりありがとうございました。