絵本の持ち方/絵本の読み聞かせ時の利き手でなくてもブレない絵本の持ち方

今回の記事は「読み聞かせの時の絵本の持ち方について」です。

お子さんに絵本を読み聞かせする際に絵本がフラフラと動かずにブレずらい持ち方というものが図書館界ではあるんです。

読んでいる絵本がグラグラしていると、聞き手は気が散ってしまいますよね。

聞き手のためにもブレずに絵本を持つことは優しさなんです。

ですからこれからお伝えする絵本の持ち方をマスターしましょう!!

読み聞かせに適した絵本等はこちらからごらんください。
絵本の読み聞かせを始めたばかりの方は、この絵本の持ち方を良かったら、お試しください。

絵本を読むときの本の持ち方

本の読み聞かせを始める前にまず、持ち手を安定させます。
どちらの手を使うのか?
利き手なのかそれとも送りやすい方の手を使うのか、絵本に合わせて絵本の持ち手を変えることができるとこれからちょっと楽になりますし、尊敬されます笑

1、まず最初にこれから読み始める絵本の表紙を見せます。

見せ方としては、「これから、これを読むよー」というスタートの合図
表紙から物語が始まっている本もあるため、必ず絵本の表紙を見せます
このときの絵本の持ち方はまだ読み始めていないため、絵本を持っている手で絵本の表紙の絵が見えなくならないようにして持つだけです。
そして、絵本のタイトルを読みながらお子さんにはたっぷりと表紙の絵を見せます。
絵本 持ち方 読み聞かせ 絵本の持ち方

2、絵本を読み聞かせするときは、絵本の下部を持ちます

1、で本の表紙を見せたので、本の表紙は聞き手の子どもたちに向いています。
本はその状態のまま、読み手は、本の背中側の下端を片手で持ちます。
この場合、右手左手どっちがいいの?と思いがちですが、初心者の場合はどちらでも構いません。
慣れてくると、縦書きの本や、和綴じ本、などなどで持ち手を替えますが、いずれ両手でできるようになるので、最初はやりやすいほうからお始めください。
本をめくる準備ができたら早速表紙を開きます。
表紙をたっぷり見せたその後の見返しも表紙から物語が続いている場合があるので、ゆっくり時間をとります。
遊び紙のページもお子さんを物語に誘う大切な時間なので、今までと同じく時間をとります。
絵本によっては何度もタイトルが書いてあるものもあります。
タイトルが3回以上書いてあるものは悩みますが、タイトルが2回出てくるようでしたら両方読んであげてください。

3、絵本の持ち方は、親指を本の後ろに、あとの4本の指が本の表側です。

このイラストのように絵本を持っている方の手の指4本が絵本の下から聞き手に見えるかたちで持ちます。
親指と掌と手首で裏表紙を支え、本がグラグラしないよう固定します。
親指が意外とポイントです!!
絵本の裏側に隠れている親指が、まるで水の中で必死に足を掻いている白鳥さんのように重要な役目を果たしているんです。
ご自身で良い角度、向きを何度も練習して探してみてくださいね。
本の持ち方は、親指を本の後ろに、あとの4本の指が本の表側です。 絵本 持ち方 絵本の持ち方
絵本を持つことに慣れないうちは、絵本が天井を向きがちです。
わたしもよくやりました( ;  ; )
お子さんたちは座って絵本を聞いていることが多いので、絵本より低い位置にいます。
そのため、絵本が天を仰いで上を向いてしまうより、少し下を向いていた方が見やすいので注意が必要です。

4、絵本を持っているのと、反対の手でページをめくります

絵本を読んでいるときは、

顔をできるだけ聞き手の子どもたちのほうに向け、

横目で文字を追いながら読みます

簡単に書いていますが、横目で文字を読むことは意外と難しいんです。

それも縦書きになると、ひらがなさえ、意味のわからない言葉に思えてきます(実話)

そうならないために、読む予定のある絵本は目の前に聞き手を誰かにお願いし、キチンと予行練習をおこなってください。

どんどん絵本に顔が近づいていっていたり、胸で絵本を抑えたりしまったりしている何気ない癖を発見してもらいましょう。

読み終わったページをめくったあとは、めくり終えた後のページをしっかり押さえます。

前のページを押さえないと本の中央部分がたわんでしまい、両はしにいる子どもたちに絵が見えにくくなってしまいます。

そうならないために、本をめくったら、本を持っている手の表側4本の指で、たわまないよう、すぐ抑える癖をつけておくと良いでしょう。

また、たわむことに気を取られて、本にある絵や挿絵を隠してしまわないようにも気をつけましょう。

詳しい絵本のめくり方はこちら

読み聞かせ初心者におすすめな絵本のめくり方をご紹介!絵本のめくり方を覚えて聞き手の集中を引き出そう!

絵本の読み聞かせ時のブレない絵本の持ち方〜本の読み聞かせ初心者に最適〜 まとめ

まだ読み聞かせに慣れないうちは、誰かベテランさんに自分の読み聞かせを見ていただくことが大事です。

自分では十分できているつもりでも、客観的に見てもらったら、本がグラグラしていたり、聞き手が見やすくなっかったりといった改善点も出てきます。

本の形状や大きさによって、持ちやすい持ち方も変わってきますのでどんな風に持てばいいのかは練習が必要です。

今回は絵本めくり方です。 読み聞かせ初心者には、絵本の持ち方もめくり方ももちろん、読み方だってわかりません。 ですので、図書館員...

お読みくださりありがとうございました。

プロフィール

 

司書歴13年。

これまで培ってきた図書館員としての知識を綴り最近はやりのイベントについてやオススメの本についてや、本に関わるアレコレを書いています。

 

私はこのサイトを通じて、全然本を読んだことがない、興味すらないという方には「きっかけ」を

本は読んだことはあるけど、この本読んだことがないなという方には、「魅力」を

そして、

本なんか毎日読んでいるよという読書家さんには「他の人の感想」を

お伝えしたいなと思っています。

良かったらみなさんのオススメの本も教えてくださいね♪

 

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