今回、あらすじをご紹介する本は
「第4回本屋大賞翻訳部門(2015)「その女アレックス」ピエール・ルメートル著」です。
すでに海外では大人気で、満を持して日本語に翻訳された1冊が「その女アレックスなんです。
発売当時出版社に勤める友人が面白いと絶賛しておりましたよ!
そして、史上初の七冠!!!を達成しています。
・本屋大賞 翻訳小説部門第一位(本屋大賞)
・週刊文春ミステリーベスト10(文藝春秋)
・このミステリーがすごい!(宝島社)
・「IN☆POCKET」文庫翻訳ミステリー・ベスト10(講談社)
・「ミステリが読みたい!」(早川書房)
・リーヴル・ド・ボッシュ読者大賞(フランス)
・英国推理作家協会インターナショナル・ダガー賞(イギリス)

圧巻です!!
この「その女アレックス」ピエール・ルメートル著、実は第二作目で、一作目は後から発売されているんです。
そのほうが読者の心をつかめる!ということと、読者が入り込めるという経験のもとで出版社が、そう判断をしたそうです。
第二作目から出版する!
思いもしない方法ですが見事成功しましたね!!
しかし、読者さん的には、「その女アレックス」の序盤で、一作目『悲しみのイレーヌ』の結末が描かれているから、順番通り読んだ方がいいのかも。。
忙しくて「悲しみのイレーヌ」を読まないという方は第二作から読んでも大丈夫!!
「その女アレックス」の本の中では第1作目の「悲しみのイレーヌ」から4年後のお話です。
悲しみのイレーヌ(2015)その女アレックスの第1部ピエール・ルメートル著あらすじは
悲しみのイレーヌについてのあらすじは上記から。
では、「その女アレックス」のあらすじをどうぞ!!
「その女アレックス」登場人物
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「その女アレックス」主人公 アレックス
30歳。
あらゆる年代の男性の目を惹きつける容姿を持っていて、どんなファッションも着こなしてしまうかなりの美人。
しかし、アレックスの中身はコンプレックスのかたまりで、自分の人生に期待していない。
様々なウィッグをかぶって別人のような気分になる事がささやかな楽しみで、非常勤の看護師ではあるが、贅沢すぎる上等なものを買うこともある。
仕事、服、靴、バッグが大好きで食べることも大好き。
人生を変えられるような気がするから、引越しも大好き。
「いつか人生を変える!」がアレックスの中のライトモチーフ。
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「その女アレックス」 カミーユ・ヴェルーヴェン警部
50歳。
パリ警視庁所属の警部。
身長145cm。
今は亡きカミーユの母親は著名な画家ではありましたが、重度のニコチン依存症患者だったため、息子のカミーユは類稀なる画才と、同時に低身長を授かった。
毅然とし、痩せていて、しかも禿げている、肝の据わった男。
未来で人が死ぬ事件は請け負わない、極めて優秀な刑事。
「その女アレックス」あらすじ
「その女アレックス」は、アレックスという女性がいきなり監禁されるシーンから始まります。
アレックスの最近のお気に入りの店である、ヴォージラール通りの「モン=トネール」で食事を楽しんだ帰り道に、アレックスは殴られ、蹴られ、車に放り込まれ、誘拐されてしまいます。
誘拐したのは、いつもアレックスをつけていたあの男でした。
時はかわり、
カミーユは部下のアレクサンドルと一緒にアレックスが誘拐された現場に訪れます。
時刻は夜9時50分。
そこで、イレーヌの時間の時の部下ルイ・マリアーニに久しぶりに再会します。
ルイは服のセンスが良く、若いまま年を重ねていくタイプの人間で、好奇心旺盛なお金持ちです。
アレックスが誘拐されたのを見ていた通報者は、40歳代で犬の散歩中の男性でした。
その通報者によると、「これといって特徴のない女性が、これといって特徴のない背の高い男につかまえられ、これといって特徴のない白いバンに乗せられて、連れて行かれるのをみた」という事だけでした。
そんな中、鑑識官がやっとの思いで見つけたものは、
吸い殻と外国の硬貨、地下鉄の切符、使用済みティッシュ、プラスチックボールペンのキャップだけでした。
「その女アレックス」ピエール・ルメートル著あらすじ 第4回本屋大賞翻訳部門(2015) 苦手な翻訳本がスラスラ読めちゃうあらすじ【翻訳本嫌いにオススメ】「その女アレックス」 まとめ
「その女アレックス」の本の帯には「101ページ以降の展開は、誰にも話さないでください」
と、記してありますので、こちらでご紹介する「その女アレックス」のあらすじも、101ページ以前までに留めておきますね。
上記のあらすじがちょうど101ページあたりです。
まだまだお話のここまででは、主要登場人物のひとりカミーユ警部班たちは誘拐されたのがアレックスだとわかっていません。
アレックスは無事保護されるのでしょうか?
本全体としては450ページあります。
ここまでのあらすじでも、先がまだまだあります。
少し怖く、また、登場人物が多くその名前が外国人名なので覚えるのに一苦労しますが、面白いのでスラスラ読めてしまいます。
翻訳した小説って苦手だったのですが、この本は、イケます!!
いえ、それ以上に面白く読めます!!
翻訳本に苦手意識のある方是非
アレックスやその他登場人物はこれからどうなってしまうのでしょうか?
アレックスを誘拐した犯人とは?
またその動機とは?
是非是非読んでみてくださいね!!
悲しみのイレーヌ・その女アレックス・傷だらけのカミーユ
3冊が1冊にまとまった、合本が電子書籍で登場していました。
これなら1冊だけ忘れちゃう心配と順番を間違って読んでしまう心配がないので一安心です。
最後までお読みくださりありがとうございました。