今回、あらすじをご紹介させていただくのは、ピエール・ルメートル著
「傷だらけのカミーユ」あらすじです。
『悲しみのイレーヌ』『その女アレックス』に続く、ヴェルーヴェン警部シリーズ3部作の最終作です。
ヴェルーヴェン警部はこの「悲しみのイレーヌ」「その女アレックス」そして今回ご紹介させていただく「傷だらけのカミーユ」、
全ての作品に登場している人物です。
「悲しみのイレーヌ」「その女アレックス」それぞれのあらすじはこちらからどうぞ
悲しみのイレーヌ(2015)その女アレックスの第1部ピエール・ルメートル著あらすじは
「その女アレックス」ピエール・ルメートル著あらすじ 第4回本屋大賞翻訳部門(2015) 苦手な翻訳本がスラスラ読めちゃう翻訳本嫌いの方にオススメ「その女アレックス」あらすじは
『その女アレックス』に続き、
イギリス推理作家協会賞の2015年度インターナショナル・ダガー賞を受賞、
2016年「週刊文春ミステリーベスト10」第1位獲得、シリーズ累計100万部突破しました。
「悲しみのイレーヌ」「その女アレックス」そして「傷だらけのカミーユ」シリーズ最終作になり少しさみしい気持ちもありますが、どうぞ「傷だらけのカミーユ」のあらすじをお楽しみください。
『傷だらけのカミーユ』(2016)ピエール・ルメートル著あらすじ
『傷だらけのカミーユ』登場人物
妻のイレーヌを事件で失った悲しみを背負いつつも新しい恋人ができ、少しずつ前に進み出していた。 50歳 禿げかけている 身長145cm
カミーユの恋人 40歳を過ぎているようには思えないブルネットの髪、澄んだ薄緑の瞳、まぶしい微笑みをもつ輝いている女性 |
「傷だらけのカミーユ」は「その女アレックス」から1年後のお話。
今回あらすじをお伝えする「傷だらけのカミーユ」は前作「その女アレックス」から1年後のお話です。
ということは、第1作目の「悲しみのイレーヌ」から5年後ということですね。

怒涛の人生だね、、
✳︎その女アレックスとは、ヴェルーヴェン警部シリーズ 第2作のことです
「その女アレックス」ピエール・ルメートル著あらすじ 第4回本屋大賞翻訳部門(2015) 苦手な翻訳本がスラスラ読めちゃう翻訳本嫌いの方にオススメ「その女アレックス」あらすじは
「その女アレックス」から1年後のお話というのを踏まえて読んでいただければ。
では、以下から「傷だらけのカミーユ」あらすじです。
「傷だらけのカミーユ」恋人アンヌの悲劇
長年、捜査を共にしてきた親友・アルマンが食道癌で亡くなったところからお話が始まります。
カミーユの恋人アンヌは、朝食を取ろうと10時過ぎのパサージュ・モニエのカフェレストランでコーヒーを飲んだ後、不運なことにカバンの中で漏れてしまった万年筆のインクを洗うため、公衆トイレに入りました。
しかし、アンヌの不運はインクの漏れだけでは、終わりませんでした。
その公衆トイレではなんと、
これからデフォッセ宝石店に押し入る強盗団と鉢合わせしてしまうのでした!!!
カミーユはアルマンの葬儀を2時間後に控えていたところ、警察から恋人のアンヌが武装強盗に襲われて病院に搬送されたという電話を受けます。
しかし、その電話は捜査依頼としてのものではなく、警察は彼女と最も通話頻度の高いカミーユに電話してきただけだったのです。
現場に向かったカミーユはアンヌの襲われたパサージュにとりつけられていた2台の監視カメラの映像を見始めます。
1台目のカメラには、背の低い男がショーケースや引き出しから中身をごっそり抜き出す様子が、
2台目のカメラには、店の入り口とパサージュの一角を映し出し、その片隅にアンヌが写っていました。
そのビデオの映像を見てみると、
アンヌは重症でほんの何メートルか先にショットガンを持った犯人がいるにも関わらず、逃げるため、走り出していました。
それに気づいた犯人はアンナを撃ちます。
しかし運良く銃口は外れ、ステンドグラスを撃ち抜きます。
2発目を撃とうとしたところ、黒い大きな手袋が現れ、その男の方を押したことにより弾は、書店のショーウインドウを撃ち抜きました。
それによりアンナは命からがら逃げ果せました。
しかし、病院にいたアンヌはトラックに轢かれたかのような状態で、顔の右半分が青黒く変色し、歯も折れた状態で、本当に命ひとつだけ助かったのでした。
「傷だらけのカミーユ」 親友アルマンの死
アルマンの葬儀は、この墓地のためにわざわざ誰かが描いたような秋空が広がる日でした。
これまでカミーユとアルマンは長い付き合いで、同時期に警察に入ったり、ハンデキャップがあったりと、近い関係にあったこともあり、アルマンにとってカミーユは一番の親友でした。
今まで、部長だったル・グエンが警視庁に昇進し、新しく就任した部長はミシャール女史。
今まで、自由に捜査できていたものの、上司が変わってしまってはそうも行きません。
ミシャール女史はなぜ、アンヌの事件の担当をカミーユが申し出たのか、理由を知りたがります。
当然、ミシャール女史へアンヌがカミーユの恋人だということを打ち明けてしまっては絶対に捜査させてくれませんもん。
ですから、ル・グエンとともに、先手を打っておいたカミーユは、
「情報屋を知っている」ということにしました。
一足先に葬儀場をあとにした部下のルイは早速情報を集めていました。
今回と同じような事件が今年の1月17日に起きていて、
その上、その日に起きた事件は立て続けに4件もあり、最悪なことに死者が1名出ているということまでわかっていました。
そして、その犯行の中心人物がヴァンサン・アフネルでした。
この犯行の中心人物、ヴァンサン・アフネルとは一体どういう人物なのか!?
重要人物が出てきたところで、あらすじは終わりにします。
『傷だらけのカミーユ』(2016)ピエール・ルメートル著「その女アレックス」ヴェルーヴェン警部シリーズ3部作の最終作「傷だらけのカミーユ」あらすじ まとめ
今回は親友アルマンの死という悲しい話から始まりました。
ヴェルーヴェン班だった4人の仲間たちも次々といなくなってしまいました。
旧知の仲だったル・ブランも昇進し、近くにはいなくなってしまいました。
悲しい展開を見せる最終巻ですね。
ヴァンサン・アフネルとは、一体何者なのでしょうか?
ここからさらにハラハラワクワクした物語展開になっていきます。
カミーユの恋人アンヌを襲ったのはいったい誰なのか?
そして、アンヌとは幸せになれるのでしょうか?
続きは、是非、本書をお読みください!!
悲しみのイレーヌ・その女アレックス・傷だらけのカミーユ
3冊が1冊にまとまった、合本が電子書籍で登場していました。
これなら1冊だけ忘れちゃう心配と順番を間違って読んでしまう心配がないので一安心です。
最後までお読みくださりありがとうございました。