芥川賞2019受賞 1R1分34秒(いちらうんど いっぷん さんじゅうよんびょう)町屋良平著 あらすじは?

平成最後の第160回芥川賞受賞者

上田岳弘(うえだ  たけひろ)さん『ニムロッド』


 

町屋良平(まちや りょうすけ)さん『1R1分34秒』

ご受賞おめでとうございます!!

平成最後の芥川賞受賞者の作品。

今回は、町屋良平(まちや りょうすけ)さん『1R1分34秒』あらすじです。

1R1分34秒の登場人物は?

ぼく

主人公。

パチンコ屋さんでアルバイトをしている21歳のバンタム級ボクサー。

プロテストに合格し、基本的に素直で純朴、邪気がない青年。

パンチの力はあるものの、技術力がまだ身に付いておらず、試合に敗けることが多いのが玉に瑕。

大きな木が窓をふさいでいる部屋に住んでいて、それを気に入っています。

毎日モヤモヤしています。

ウメキチ

主人公の「ぼく」より4歳くらい歳上の6回戦まで終えた現役フライ級のプロボクサー。

ウメキチはジム内でのあだ名。

最近、「ぼく」のトレーナーに就任。

ムエタイで習った首相撲がうまく、それを「ぼく」に伝授してくれます。

友達

「友達」としか呼ばれない主人公の友達。

iPhoneを使って映画を撮っています。

今は、河原や電車の中などで、「ぼく」のシャドーボクシングや試合前の心構えをドキュメンタリーとして撮影しています。

「ぼく」によると、「こども」のように楽しそうに映画を追求しています。

女のこ

パスタ屋でバイトをしていて、肉付きがよく、スポーツをやるにはとろい感じのジムに友達と体験に来た女の子。

「ぼく」のタイプだったので、電話番号を渡してお付き合いが始まります。

しかし、彼女には別に彼氏がいて「「ボーイフレンド」になって。」と言われ、戸惑いながらも、関係を続けます。

芥川賞,1R1分34秒,町屋良介

 1R1分34秒 あらすじは?

 主人公は新米ボクサーにも関わらず、闘争心があまりなく、試合のたびに引退を考える青年「ぼく」

「ぼく」はボクサーのプロフェッショナル・ライセンスを取得し、そこから先が伸び悩み、なかなか勝てないでいます。

 試合前には、対戦相手のSNSをチェックして、夢の中でその対戦相手と友達になって仲良くなり、親近感を膨らませるタイプです。

ボクシングをやりたいのかやりたくないのか、殺伐とした気持ちで過ごしています。

対戦相手の青志君との試合に負け、次の対戦に向け、減量やスパークリングなどのトレーニングを重ねていました。

そして今までのトレーナーにも見放され、ウメキチという新しいトレーナーに交替されてしまいます。

 ウメキチは、主人公とは正反対の性格で、試合中、クリンチの時に「ムエタイの首相撲の技を使え」と教えてくれたり、「ヘッドギア無しでスパーリング練習しよう!」など、新しい趣向を「ぼく」に親身に指示をしていきます。

そんな先輩に不信感を抱く主人公ですが、ウメキチは構わず距離を縮めようとしてきます。

 「ぼく」とウメキチは互いに年も近いので、試合が近づいてきて「ぼく」がピリピリしだすと、ウメキチにタメ口で話しかけてしまうような「ぼく」ですが、ウメキチが指導についてから、少しずつ変わり始めます。

 そんな毎日の中で、ジムでナンパした女のことたまに会ったり、映画を撮っている友達と遊びに行ったりなどという日常と主人公が苦悩する姿を描きながらも、人との出会いによって徐々に成長していく物語です。

1R1分34秒 なんの本に載っているの?単行本の発売は?

単行本は2019年1月25日 新潮社より発売予定

単行本より早く読みたい方は、雑誌『新潮』2018年11月号に掲載されています。

『1R1分34秒』を書いた、町屋良平(まちや りょうすけ)さんとは

町屋良平さんは、1983年生まれ今年の年男(亥年生まれ)。

東京都台東区出身で、埼玉県立越ヶ谷高等学校を卒業しています。

小説家としての活動期間は、2016年からです。

2016年

「青が破れる」で第53回文藝賞を受賞しデビュー

第30回三島由紀夫賞候補候補。

2018年

「しき」で第159回芥川賞直木賞候補

第40回野間文芸新人賞候補。

2019年

第160回芥川賞直木賞受賞。

という順風満帆な経歴をお持ちの方です。

ご自身も10年のボクシング経験がおありなので、この小説を書けたと語ってらっしゃいます。

読者自身にボクシングのルールなどの知識が少しでもあると、試合の描写は緊迫感と白熱感があり楽しめる内容となっております。

作家さん自身のことを知ることで、親近感もわきますし、どんな観点で小説を書いているのか分かるところも魅力です。

文藝春秋平成31年3月号にて芥川賞全作品掲載中

今回の芥川賞全掲載されています。また、選考内容も載っています。

まとめて読みたい方にはオススメです。

まとめ

2019年4月号には、「ショパンゾンビ・コンテスタント」を新潮に掲載されています。

町屋良平さんの文章が気に入られた方は、こちらもあわせてどうぞ

お読みくださりありがとうございました。

プロフィール

 

司書歴13年。

これまで培ってきた図書館員としての知識を綴り最近はやりのイベントについてやオススメの本についてや、本に関わるアレコレを書いています。

 

私はこのサイトを通じて、全然本を読んだことがない、興味すらないという方には「きっかけ」を

本は読んだことはあるけど、この本読んだことがないなという方には、「魅力」を

そして、

本なんか毎日読んでいるよという読書家さんには「他の人の感想」を

お伝えしたいなと思っています。

良かったらみなさんのオススメの本も教えてくださいね♪

 

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