本屋大賞は書店員さんの投票だけで決まる珍しい賞!投票方式や過去の受賞者って?

本屋大賞は書店員さんの投票だけで決まる珍しい賞!投票方式や過去の受賞者って?

今回は本屋大賞についておはなしします。

本屋大賞って受賞するとその本が売れるイメージあるけど一体どんな賞なの?

本屋大賞を受賞した作品ておもしろいの?

そんな疑問にお答えしていきたいと思います!!

本屋大賞って?

本屋大賞は、2004年に設立されたNPO法人・本屋大賞実行委員会が運営する全国の書店員が投票によって「最も売りたい本」を決める文学賞です。

本屋大賞は略称で

「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 〇〇年本屋大賞」

が正式名称です。

〇〇にはその該当の年が入ります。

一次投票は、年末から年始の頭に行い、全国の書店の書店員さんからの投票で決まります。

一次投票の結果、得票数の多かった上から10作がノミネート作として二次投票に進みます。

そして、二次投票ではノミネート作品をすべて読んだ上で、再度投票を行い、、

上位10作品が「本屋大賞」ノミネート作品として決定します!

その後春開催の発表会で大賞作品が発表されます。

たくさんの投票を経て、大賞が決定するんですね!!

本屋大賞の選考方法って?

書店員の投票のみで選ばれる賞です。

「本屋大賞」は、新しい本を売っているの本屋さん(オンライン書店も含みます)で働く書店員の投票で決定します。

過去一年の間、書店員自身が自分が読んでみて「面白かった」、「お客様にも薦めたい」、「自分の店で売りたい」と思った本を選び投票します。

一番身近で本を扱っている方が読んでオススメしたい本なのですから、面白いわけです!!

そして、「面白い」もそうですが、「売りたい」といった視点が書店員さんならではですよね。

本屋大賞に投票できるのは?

新しい本を売っている書店の書店員であること(アルバイト、パートも含む)。
古本屋さんの投票はできないみたいですね。。

本屋大賞の選考方法は?

(1) 一次投票は書店員1人が3作品を選んで投票

(2) 一次投票の集計結果、上位10作品をノミネート作品として発表

(3) 二次投票はノミネート作品をすべて読んだ書店員が全作品に感想コメントを書き、ベスト3に順位をつけて投票。

(4) 二次投票の集計結果により大賞作品を決定します

  • 投票の得点換算は、1位=3点、2位=2点、3位=1.5点

一次投票は、ここ1年で自分が読んだ面白い本を投票し、

二次投票は、自分の投票した本がノミネートされていなかったら、ノミネート作品を全て読んで投票する。そんな仕組みになっています。

本屋大賞 対象作品は

  • 本屋大賞

ここ1年で刊行された(奥付に準拠)日本の小説(判型問わずオリジナルの小説)

  • 翻訳小説部門

日本で刊行された翻訳小説

  • 発掘部門

ジャンルを問わず、2019年11月30日以前に刊行された作品

時代を超えて残る本や、今読み返しても面白いと思う本を書店員が一人1冊選び、さらにその中から、これは!と共感した1冊を実行委員会が選出し「超発掘本!」として発表します。

本屋大賞が有名でしたが本屋大賞全体でみると3つの部門に分かれていましたね。

発掘部門っておもしろそうですよね!!

近年の本屋大賞は?

本屋大賞 2021年

2021年本屋大賞に『52ヘルツのクジラたち』町田その子(中央公論新社)さんが決定!!

近年の本屋大賞は? 本屋大賞

52ヘルツのクジラたち

本屋大賞 2020

2020年本屋大賞は『流浪の月』凪良(なぎら)ゆう(東京創元社)に決定!!惜しくも大賞を逃した10作品を一挙掲載

本屋大賞 2020

流浪の月

本屋大賞 2020 流浪の月

本屋大賞 2019

今年の本屋大賞は『そして、バトンは渡された』 瀬尾まいこ(文藝春秋)おめでとうございます!!

『そして、バトンは渡された』 瀬尾まいこ 本屋大賞

そして、バトンは渡された (文春文庫)

『そして、バトンは渡された』 瀬尾まいこ
目の肥えた書店員さんに多く選ばれるのは、それだけ面白い作品を世に送り出している証拠ですもんね。

本屋大賞は書店員さんの投票だけで決まる珍しい賞!投票方式や過去の受賞者って? まとめ

本屋大賞は書店員さんだけが投票できる賞です。

他の芥川賞や直木賞の選考委員さんは、大作家さんがなっています。

本好きで推しの作家さんの良さを世間の方にも伝えたいという熱い想いのある方は書店員さんになれば本屋大賞の投票を行えるかもしれませんね。

そういった意味でも夢のある賞ですね!!

最後までおよみくださりありがとうございました!!

プロフィール

 

司書歴13年。

これまで培ってきた図書館員としての知識を綴り最近はやりのイベントについてやオススメの本についてや、本に関わるアレコレを書いています。

 

私はこのサイトを通じて、全然本を読んだことがない、興味すらないという方には「きっかけ」を

本は読んだことはあるけど、この本読んだことがないなという方には、「魅力」を

そして、

本なんか毎日読んでいるよという読書家さんには「他の人の感想」を

お伝えしたいなと思っています。

良かったらみなさんのオススメの本も教えてくださいね♪

 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする