第162芥川賞直木賞のノミネート作品が発表されました!!
今回の芥川賞・直木賞は10人中7人が初ノミネートという面白い展開になっています!!
発表は2020年1月15日(水)午後4時より築地・新喜楽にて行われます。
来年の発表が待ち遠しいですね。
前回の受賞作は「むらさきのスカートの女」「渦」でした。
【発表】芥川賞&直木賞受賞作は「むらさきのスカートの女」「渦」おめでとうございます!
2019年 下半期 芥川賞ノミネート作品
前回のノミネート作品はこちら
木村友祐(きむら ゆうすけ) 幼な子の聖戦
1970年青森県八戸市生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒。
それよりも早くお読みになりたい方は下記のすばるをご覧ください。
本の出版予定はありましたがまだ、表紙や発売日は決まっていないようです。
1月13日時点で発売になっていました!!
すばる 11月号
雑誌には幼な子の聖戦が掲載されています。
木村友祐デビュー作「海猫ツリーハウス」
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第25回三島由紀夫賞、第36回野間文芸新人賞、第38回野間文芸新人賞と毎年のように、たくさんの有名な賞の候補作となっていらっしゃる方です。
書店さんや図書館でお借りになってお読みくださいね。
2009(平成21)年 第33回すばる文学賞にてデビュー
古市さんが芥川賞候補にノミネートされた際、「参考文献作家です」と言われていた方です。
第25回三島由紀夫賞、第36回野間文芸新人賞、第38回野間文芸新人賞と毎年のように、たくさんの有名な賞の候補作となっていらっしゃる方です。
髙尾長良(たかお ながら) 音に聞く
読書は好きなのに老眼になると本が読めない?大活字本や電子書籍、ハズキルーペも最大限に利用しよう!
2012年、『肉骨茶』で第44回新潮新人賞を受賞し、20歳での受賞は新潮新人賞史上最年少です。
1992年生まれ。医師。
髙尾長良(たかお ながら)さんの「音に聞く」が掲載されたのは2019年9月号の文學界です。
髙尾長良(たかお ながら)デビュー作「肉骨茶(バクテー)」
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すごいですねー
そして、2013年『肉骨茶』が第148芥川賞候補作にノミネートされました。
2回目の芥川賞へのノミネートですね。
ちなみに、デビュー作 肉骨茶とはマレーシア料理
レトルトやフリーズドライのバクテーがアマゾンで購入できます。
ちなみにデビュー作の肉粉茶はマレーシアのお料理。
肉骨茶と書いて、バクテー。
肉骨茶が読めなかったので調べました笑
ぶつ切りの豚あばら肉(皮付き)や内臓肉を、漢方薬に用いる生薬と中国醤油で煮込んだ料理です。
前述の食材に加えてレタス、きのこ類、湯葉、厚揚げや油条(中国式の揚げパン)などが用いられることもあります。
生薬にはスターアニス(大茴香)、シナモン(桂皮)、クローブ(丁子)、コショウ(胡椒)、ニンニク(大蒜)などがよく用いられます。
スープは醤油ベースの深い褐色、あるいはコショウを効かせた澄んだものの2系統があります。

千葉雅也(ちば まさや)デッドライン
1978年12月14日 生まれ。哲学者。栃木県出身。東京大学卒業。現在は、立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授。
今回の作品は初の小説です。
芥川賞を受賞すれば、ダブル受賞ですね!
新潮9月号
千葉雅也(ちば まさや)初の単著哲学書
いつもは哲学者として教鞭を執っている先生の作品。
気になりますよね。
第4回紀伊國屋じんぶん大賞2013「大賞」を受賞しています。
多重的、多層的に考えたいと思ったとき、フィクションとして小説を書こうと試行錯誤していたようです。
法政大学社会学部メディア社会学科卒。
2015年、「十七八より」で第58回群像新人文学賞を受賞しデビュー。
1986年生まれ。
いつもは哲学者として教鞭を執っている先生の作品。
気になりますよね。
群像12月号
乗代雄介デビュー作「十七八より」
過去を振り返る時、自分のことを「あの少女」と呼ぶことになる。――叔母との対話、国語教師との秘密めいた関係、少女がつける読書ノート
古川真人(ふるかわ まこと)背高泡立草(せいたかあわだちそう)
第58回群像新人文学賞を受賞しデビューしました。
1988年生まれ。
すばる10月号
古川真人(ふるかわ まこと)デビュー作「縫わんばならん」
上記に記載させていただいた千葉雅也(ちば まさや)さんのデッドラインもデビュー作で芥川賞候補でしたね。
第48回新潮新人賞を受賞し、また第156回芥川龍之介賞候補にもなりました。
2017年
「四時過ぎの船」で第157回芥川龍之介賞候補
2019年
「ラッコの家」で第161回芥川龍之介賞候補
ご本人的には「もうそろそろ芥川賞候補作ではなく、芥川賞受賞作になりたいよ」と思っていらっしゃるかもしれませんが、何度も候補作になる作品を生み出せるのってすごいなーと素人目には見てしまいます。
3度目の芥川賞候補作なので、是非受賞していただきたいですね。
でもこの古川真人(ふるかわ まこと)さんのすごいところは、続く作品です。
2012年、『肉骨茶』で第44回新潮新人賞を受賞し、20歳での受賞は新潮新人賞史上最年少です。
1992年生まれ。医師。
噓と正典 早川書房 小川哲(おがわ さとし)
2015年
1986年生まれ。東京大学教養学部卒。
第3回ハヤカワSFコンテスト大賞を受賞しデビュー
ユートロニカのこちら側
熱源 川越宗一(かわごえ そういち)
天地に燦たり
第3回ハヤカワSFコンテスト大賞を受賞しデビュー
スワン KADOKAWA
2015年
『道徳の時間』:第61回江戸川乱歩賞
1978年生まれ
背中の蜘蛛 双葉社
誉田哲也(ほんだ てつや)
2002年デビュー
妖の華
映画化や連続ドラマのシリーズ化にもなったストロベリーナイトも誉田さんです。
2002年デビュー
ストロベリーナイト
落日 湊かなえ
角川春樹事務所
2007年デビュー
2007年デビュー
芥川賞・直木賞候補発表されました!第162回芥川賞・直木賞候補作品決定!(2019年下半期) まとめ
全5人の紹介をさせていただきましたが、今回は候補者全てが男性でしたね。
それにしても
今回の候補者のみなさんの経歴をまとめさせていただいたいますと、初の小説だったりお医者さんが書いた小説だったり、何度も候補者になっていたりと
その時点でおもしろいなーと思いました。
2019年芥川賞直木賞候補作が発表!今回の直木賞は初の候補者が全員女性!
前回の直木賞候補者は全員が女性だったので、近年の候補者には男女の偏りがありますね。
お読みくださりありがとうございました。