読書は好きなのに老眼になると本が読めない?大活字本や電子書籍、ハズキルーペも最大限に利用して老眼でも本が読める方法6選

今回は老眼で本が読めなくなっちゃったと嘆いている方に向けたお話です。

老眼で目が悪くなっちゃって本が読めない^^;という方からのご相談を受けたので、

老眼で本が読みづらくなってしまった方への図書館での対応を記事にしています。

老眼の方への対策として、図書館にしかないものもご紹介いたしますが、

ご家庭でご用意できたり、図書館から貸し出しができたりするものもありますので、安心して読み進めくださいませ♪

老眼でも本を読める方法はたくさんありますよ!!

読書は好きなのに老眼になると本が読めない?大活字本や電子書籍、ハズキルーペも最大限に利用しよして老眼を克服しよう!

その症状は老眼ですか?疲れ目ですか?

今の時代、スマホ老眼という新しい老眼も出たきたようです。

「手元の小さな文字が読みづらくなってきた」

「スマホの文字にピントが合うまでに時間がかかるようになった…」

など、手元の見え方が以前と違ってきたなーといった違和感はありませんか? 

もしかするとそれは「老眼」のはじまりかもしれません。

「最近目がすぐ疲れちゃって」

「文庫本の字なんか読めないんだよねー」

「目がすぐかすむんだよ」

そんなお話もよく聞きます。

では、それらの原因ってなんでしょうか?

老眼ですか?

疲れ目ですか?

目が思うように使えない時でも、本が読みたい時って往々にしてありますよね!!

そんなときの救世主をたくさんあつめてみました!!

そんな時活用できるための方法を書いていきたいと思います!!どれかひとつでも、あなたにヒットして知的好奇心と読書意欲に一役買えれば幸いです!!

読書意欲を駆り立てる読書お助けアイテム!!

老眼や疲れ目で本が読めなくてお困りの方へオススメのグッズをご紹介いたします。

老眼で本が読めないなら1 単行本のサイズが大きくなった大活字本

大活字本とは、

単行本で人気のあった小説などを大きな文字にしている書籍です。

文字を大きくした分、本自体が太く重くなりすぎてしまうので、

単行本1冊を3冊にして販売していたりします。

風の又三郎 (宮沢賢治大活字本シリーズ)

【大活字本】吾輩は猫である(上) (響林社の大活字本シリーズ)

横山秀夫さんなども大活字文庫で大人気の作家さんです。

もちろん、単行本で人気があるから大活字本になるのですが。

このように、大活字本にすると、字体が大きくなるから、また本自体も大きくなるために、価格もかなり上昇してしまいます。

老眼 本を読みたい 本が読めない 図書館

大活字本になる主な著者

東野圭吾さんや司馬遼太郎さんなど男性の作家さんが多いです。

作家さんではありませんが、ジャンルとしては、時代物が多く出版されています。

大活字本の文字のサイズ

1つの文字が通常の書籍の2、3倍あります。

単行本の文字サイズは3ミリ四方程度ですが、大活字本では7.5ミリ四方や9ミリ四方程度のサイズに拡大してあります。

このサイズなら読みやすいというお声をたくさんいただきます。

が、やっぱりちょっとこの大活字本、大きいのと重いようで、移動中に読むのではなく、おうちでゆっくり読まれる方が多いです。

老眼 ハズキルーペ 対策

大活字本の価格

1冊3000円ほどと少し高価。

これが上下巻、3巻などあったら、、全部揃えるのも一苦労です。

ですので、図書館へお越しくださいませ。

大活字本の製本の仕方は?

文字を白、紙を黒で白黒反転させ、弱視の方に読みやすくしたものや

上記で少し書かせていただきましたが、

リング止めにし、本を手に持っていなくても開いたままにしておけるものなど様々なタイプがあります。

老眼で本が読めないなら2 ボランティアさん等が文字を大きくしてくれた拡大写本

読んで字のごとく、拡大写本とは

既製の本をボランティアさんが手書きで書き起こしたりパソコンで大きな字に打ち直してくれています。

上記、大活字本の項目でも触れましたが、

大活字本を収集するには結構な予算が必要になってきます。

ですので、大活字本の収集に力を入れている図書館では、

ボランティア団体を立ち上げたり、

近隣のボランティア団体にお願いしたりして

拡大写本を作成していただくこともあります。

その場合の拡大写本は手書きだったり、パソコンだったりと書く形態は様々です。

書く形は様々ですが、姿形で多く見られるのは横長、リングでとじるというものです。

こういったカードリングを何個か使い、表紙裏表紙に厚紙を使い、本の形にします。

Yesallwas カードリング 

老眼で本が読めないなら3 機械を使って文字を大きくする拡大読書機

図書館の机に備え付けて置いてあったりする大きな機械。

見たことありませんか?

あれが拡大読書機です。

カメラが内蔵されており、所定の位置に本や拡大したいものを置くと、拡大してテレビ画面に映し出してくれます。

顕微鏡みたいなイメージでしょうか。

各図書館にある拡大読書機はこんなコンパクトで高性能ではないものが大多数ですが、こんなイメージです。

Fonice 電子ルーペ デジタル 拡大鏡 

研修に行くとこんな小型の拡大読書機も発売されたよーなんてアナウンスを聞きますが、高くて手が出ません。

でも図書館に置いてあげたい^^;

老眼で本が読めないなら4 舘ひろしのCMでおなじみハズキルーペ

言わずと知れたハズキルーペ

虫眼鏡と違い両手が使え、ご自身のメガネの上にかけられる優れもの。

これを70歳近い父にプレゼントしたら喜んでくれました。

Hazuki ハズキルーペ ラージ 1.85倍 クリアレンズ 黒

拡大率は3段階

色もたくさんあって迷いました(^_^)

老眼で本が読めないなら5 文字の大きさも楽々変更できちゃう電子書籍

数々ある老眼になってしまった方への補助具ですが、

やはり一番のオススメは電子書籍です。

図書館によっては、貸し出しをしているところもあります。

電子書籍を図書館から借りられる利用者のメリット

本を図書館まで返しに行かなくてもいいところ

返却期間が来たら勝手に返却されてしまうので延滞できないところ

このふたつのメリットは大きいですね。

例えば、今借りている利用者さんのあとに自分が予約を入れました。

普通の本だと、返却期限は2週間ですが、利用者さんによって延滞されるかもしれませんし、また早く返却されるかもしれません。

ですが、電子書籍ですと、返却期限が来たら勝手に借りているデータがなくなってしまうので、

延滞ができませんから、「何日に読めます」とはっきりわかります。

図書館に限らず、電子書籍はこんなところでも借りられます。

ebook

図書館 老眼 本が読めない 潜在意識 電子書籍

こちらは家事の合間や寝る前に目で読む本ではなく、耳で聞く本。

潜在意識に入りやすくて素敵!!

audiobook

何かをしながら!耳で聞く本って素敵じゃない? – audiobook.jp

キッチンで料理をしながら、満員電車に揺られながら読まずに読書ができます。

アマゾンオーディブル

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人気本が多数掲載中。

ひかりTVブック

ひかりTVブック

コミック・小説・ビジネス書・写真集など豊富なジャンルの電子書籍を  取り揃えています。

では、電子書籍をお使いいただくメリットとは。。

電子書籍のメリット

画面が大きい

電子書籍を読む機会はiPadやパソコンなので、まず文庫本等と比べると格段に画面が大きくなります。

 電子書籍 メリット 老眼で本が読めない

文字の調節が自由自在

文字が見にくいと思ったらすぐに拡大して文字を大きくできます。

また、通常の本は白地に黒い文字ですが、

白黒反転せて黒字に白い文字という設定もできます。

画面の明るさも自由

暗いなあと思ったらディスプレイを明るく、眩しいなあと思ったら暗く、とすぐに明るさの調節ができます。

画面がまぶしすぎるのも、目には良くないので適度な明るさに調整してくださいね。

読み上げ機能もついている

もっとも優れているのは、この読み上げ機能ではないでしょうか?

老眼の方に限らず、

読み上げ機能があれば、本を読むという時間を作らなくても良いんです!!

なぜなら、自動的に本の内容を読み上げてくれるため耳に入ってきますし、速さの調節もできます。

素晴らしい機能だと思います。

電子書籍のデメリットについてはこちらをごらんください。

老眼で本が読めないなら6 読書灯も替えてみよう

実は昨今の視力の悪さの原因は本を読むときの暗さではなく、本と目の距離だったという研究結果も出ています。

ですが、実際のところ暗くて本を読みにくいところで読んでいらっしゃる方も多かったので、本を読む環境自体を明るくして、読めば本が見えやすくなるからやっぱり明るさも大事だよね!!っていう。

読書は好きなのに老眼になると本が読めない?大活字本や電子書籍、ハズキルーペも最大限に利用して老眼とうまく付き合う方法 まとめ

老眼の方に限らず、アクセシビリティに優れた製品は広く普及して、本当に届かなくてはいけない方にいち早く届いて欲しいなと思います。

しょうがいのある方にとって便利だったら、誰にとっても使いやすいものです。

一気に進化した電子機器等がもっともっと人様のお役に立つことを願ってやみません。

お読みいただきありがとうございます。

ではでは

電子書籍と紙の本の比較の記事もオススメ♩

プロフィール

 

司書歴13年。

これまで培ってきた図書館員としての知識を綴り最近はやりのイベントについてやオススメの本についてや、本に関わるアレコレを書いています。

 

私はこのサイトを通じて、全然本を読んだことがない、興味すらないという方には「きっかけ」を

本は読んだことはあるけど、この本読んだことがないなという方には、「魅力」を

そして、

本なんか毎日読んでいるよという読書家さんには「他の人の感想」を

お伝えしたいなと思っています。

良かったらみなさんのオススメの本も教えてくださいね♪

 

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