今回は本のサイズのお話しです。
本には単行本、文庫本、新書と様々なものがあります。
それらを分けるのは本のサイズです。
今回は本のサイズについて詳しく触れていきます。
最近、「本が売れなくなってきている」や「若者の本離れ」というワードを聞きませんか?
ですがね、
そんな売れなくなっている出版業界。
売れている分野があります。
それが、「新書」です!!
そんな話題の「新書」結局なんなの?
新書とは、、、
新書版(173×105mm、およびそれに近い判型)という本の大きさです。
そして、内容は単行本より優しめに書いてくれているのと、書いてあるジャンルが面白いです。
ちなみに、
ノベルスのサイズは、新書と同じです。
JIS規格には当てはまっていません。
文庫版は、、、
「148×105ミリ」のA6サイズで横幅は同じくらい、縦幅が少し小さいくらいです。
文庫版は単行本より小さいので、厚い本ですと、上下巻になることが多いです。
ちなみに、私の大好きな騎士団長殺しは単行本で上下冊あるので、文庫本になると、計4冊になります。
新書版も文庫版も、持ち運びに便利です。
新書って何が書いてあるの?
新書の内容
専門分野の解説書や入門者が多く、主にノンフィクションを扱っています。
単行本ではそこまで深く掘れないことや、突けないことを細かく解説している本が多いです。
ノベルスの内容
カッパノベルス(光文社)の松本清張シリーズやハヤカワ・ポケット・ミステリ(早川書房)の海外ミステリー、小松左京のSFや西村京太郎の旅ミステリーシリーズも多く刊行されています。
文庫本の内容
文庫本は既に出版販売されて、売れている単行本を小型化し廉価(お求め安い価格)にしたものです。
内容的にはフィクション、ノンフィクション、はたまた実用書類も小さくなって再登場しています。
単行本が発売されてから2、3年後に出版になる本が多いです。
となると、単行本と文庫本の違いはなに?
単行本は字のごとく、それ自体が単独で刊行される本です。
文庫本はシリーズや叢書で出版されることが多いです。
内容が多くなりすぎると、上下巻に分けたり、巻数に分けたりします。
小説では、新聞や雑誌に掲載された作品を、1冊の本にまとめて単行本として刊行されことが一般的です。
朝日新聞や週刊新潮に掲載されていた作品がまとめられ、一冊の本になります。
その他に、単行本として刊行するために作品を書く、「書き下ろし」という書き方もあります。
単行本の製本は上製本(ハードカバー)という硬い表紙が一般的ですが、並製本(ソフトカバー)で出版する場合もあります。
そして、ソフトカバーの本の方がちょっとだけお手頃価格で、ちょっとだけ軽いです。
新書ってなに?サイズで本の呼び方が違う!いまさら人に聞けない新書と文庫の違いをおさらいしましょう まとめ
単行本よりお手頃価格でお求めできることと、ソフトカバーやサイズの縮小化により軽量化がはかられたため、文庫版の売り上げが伸びています。
また、新書は、単行本を小さくしたものではないので、小さくなるまで待つ必要がないのに、お手頃価格で手に入れられるのも魅力です。
かくいう私も新書版の面白さに気づいてしまいました。
一度読んだら病みつきになってしまいます。
ページ数も単行本より少ないので、読書に慣れていない方も新書から始めてみてはいかがでしょうか??
読書をしたいのに、できない。。。
そんなお悩みを持つお方の参考になれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。