今回のお話は2月の9日が夏目漱石のお誕生日だとうことにちなんで、夏目漱石の作品に触れてみたいと思います。
そういえば、日本のお札が変わるとの発表がありましたね。
お札が変わるのは20年ぶりだそうです。
現在の千円札は、野口英世。
野口英世さんに変わってからもう20年も経ったのですねー。
月日が経つのは早いものです。
新1万円札には、「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一。
新5000円札には、「女子教育の先駆者」と評され、津田塾大学創始者である津田梅子。
新1000円札には、「近代日本医学の父」と言われる北里柴三郎。
お札にも載っていた夏目漱石を掘り下げてみたいと思います。
夏目漱石(なつめ そうせき)とは
1867年2月9日(慶応3年1月5日)から1916年(大正5年12月9日)
本名は夏目 金之助(なつめ きんのすけ)。
江戸の牛込馬場下横町(現在の東京都新宿区喜久井町)出身です。
2016年には大々的に没後100年を図書館では展示しました。
もちろん新潮社さんでも。
日本の1000円札にもなった人
- 吾輩は猫である
- 坊ちゃん
- 草枕
- こゝろ
などが有名な作品です。
坊ちゃん
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こころ
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【改版】は字が大きくなって再登場している本なので、お年寄りにも読みやすいです。
色々な作品の入った電子書籍あり
夏目漱石 こころ、吾輩は猫である、坊ちゃん、夢十夜、三四郎 他【電子書籍】[ 夏目漱石 ]
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改めて、夏目漱石の一生を調べてみたところ、2度里子に出され、帰ってくる、神経衰弱に悩まされる、英国へ留学するなど大変興味深かったです。
また、漱石の周りにいた親友たちが、正岡子規を始め、高浜虚子などそうそうたる面々ばかりで驚きました。
夏目漱石の名前の由来
夏目漱石の本名は、金之助(きんのすけ)です。
この名前の由来は、漱石が生まれた年は、庚申の日でこの日に生まれた子どもは大泥棒になると言われている日でした。そのため、厄除けの意味で、「金」の文字が入れられました。
金之助から漱石へ
漱石という名前は、唐代の『晋書』にある故事「漱石枕流」(石に漱〔くちすす〕ぎ流れに枕す)から取ったもので、負け惜しみの強いこと、変わり者の例えです。なんだか、似合っていますね。
「漱石」は正岡子規の数多いペンネームのうちのひとつでしたが、のちに漱石この名前を気に入り、子規からこれを譲り受けています。
「吾輩は猫である」は漱石の神経衰弱を癒すため、高浜虚子に勧められて執筆した作品
「吾輩は猫である。名前はまだない」
この文章から始まる有名な小説ですね。
この主人公の猫に、名前はなく、この猫の目線で物語は進んでいきます。
主人公である猫は、生まれてすぐ人間に捨てられます。
そのため人間を軽視し馬鹿にしていましたが、いつしか人間のように生きたいとまで思い始めます。
そんな崇高な心境になるまでの猫にどんな人間の対応があったのか、気になるところですね。
ここまで有名な作品なので、一読してみることをオススメします。
あまり長い作品ではないので、スラスラ読めます。
夏目漱石の小説には実在のモデルが多い
坊ちゃん
漱石が松山中学校に赴任していた時の同僚が坊ちゃんのモデルだと言われています。
その名も、弘中又一(ひろなか またいち)さん
松山中学校赴任時代の弘中さんが生徒から呼ばれていたあだ名や、送別会で起きたイベントが相似していることなどからそう言われています。
吾輩は猫である
モデルは漱石が当時飼っていた真っ黒な猫。
この猫が亡くなった時には、自分の門下生に、死亡通知を出すほど悲しんだそうです。
本が読みやすくなる
ただ本を読むだけでなく、著者の生活や性格を知ることにより、作品自体に親近感が湧くことがあります。
読書が不得手なあなたには、作者を知って好きになることから始めてみてはいかがでしょう?
人生は小説よりも奇なりと申しますしね
青空文庫って何?芥川賞作品は載っている?著作権が切れた作品が読み放題って?
2月9日は夏目漱石の誕生日!この日を機に夏目漱石の「坊ちゃん」や「吾輩は猫である」に触れてみよう まとめ
今より頭を良くしたい場合には、ちょっと昔の本を読むことがお手軽な方法のようです。
頭を使って読む
ということが大事ですね。
しかし、本を読むことでストレスを発散したい場合には、サラサラと読めてしまう軽い本の方がいいですね。
そのときのご自身が読書に対して欲しているものを1番に読む本を決められてもいいかもしれませんね。
お読みくださりありがとうございました。