今回は4歳児への読み聞かせのコツとオススメ絵本です。
お子さんはたった1年で大人には考えられないくらい成長します。
その成長に合わせた絵本選びをしてあげたいものですね。
4歳児への絵本の読み聞かせのコツ
4歳ころになると、だんだんとお話がわかるようになってきます。
となると、
- 冒険もの
- ストーリー展開のあるもの
といったものも絵本のレパートリーに加えることができます。
また、絵本の読み聞かせを読み手がしている最中に、お子さんが言いたいことを言ってしまうというようなことが減ってくるので、ちょっと長いお話も読めるようになります。
4歳児へのオススメ読み聞かせ絵本
4歳児へのオススメ絵本をちょっとだけ紹介します。
下記の絵本もオススメ。
4歳児11月のオススメ なお話会プログラム!4歳児はそろそろ長いお話に挑戦できる時期です
三びきのやぎのがらがらどん
マーシャ・ブラウン え
せたていじ やく
福音館書店
橋の向こう側の山で、たくさん草を食べようと考えた3匹のヤギ。小さなヤギ、中ぐらいのヤギ、大きなヤギ、みんな名前は「がらがらどん」。橋をわたっている途中に谷に住むトロル(おに)にでくわしてしまいます。小さなヤギの機転によって、小さなヤギと中くらいのヤギはトロルから逃げて橋をわたることができました。とうとう、一番大きくて強いヤギがトロルに勝負を挑みます。3匹のヤギは無事に橋をわたることができるのでしょうか?
トラのじゅうたんになりたかったトラ
ジェラルド・ローズ 文 絵
ふしみ みさを 訳
岩波書店
いいなあ。オレも、なかまにはいりたいなあ。やせこけたトラは、宮殿のひろまで楽しそうにごはんを食べている王さま一家が、うらやましくてたまりません。ある日、宮殿の庭にじゅうたんが干されているのを目にしたトラは、とんでもないことを思いつきます!
かいじゅうたちのいるところ
モーリス・センダック さく
じんぐう てるお やく
冨山房
主人公のマックスは、オオカミの着ぐるみを着てやったいたずらの罰に、夕食ぬきで寝室へ追いやられる。ところがびっくり、部屋はいつの間にか森になり、マックスはそこで思う存分あばれ、遊びはじめる…。
おちばのしたをのぞいてみたら・・・
皆越 ようせい 写真と文
ポプラ社
落ち葉が土壌生物に食べられ、カビや細菌によって分解されて土になるまでを見せてくれます。
4歳児は好奇心旺盛
3歳児も好奇心旺盛でしたが4歳児はそれ以上に好奇心旺盛です。
お話の途中でも不思議になったり気になったりしちゃうと
「なぜ?」
「どうして?」
が止まらなくなってしまいます。
ですがここからが大切です。
3歳の頃は「なぜ?」と聞いても忘れてしまうことも多かったですが、4歳児は忘れません。
ですので、きちんとお話が終わってからお子さんの「なせ?」に答えてあげてください。
そうすると、この人はちゃんとお話をきいてくれると安心して次回からもっとお話を聞いてくれるようになります。
自分ひとりでお話を読み返したい子もいます。
そういった希望を持つお子さんのために、読み聞かせで使った本をあとで自由に読めるように置いておいてあげるのも良いです。
図書館では、読み聞かせで使用した絵本はおうちでも読めるようお話が終わったら希望者に貸し出しています。
4歳児への読み聞かせのコツと4歳児への読み聞かせオススメ絵本 まとめ
4歳にもなるとじっとお話を聞くことがぐっと上手になってきます。
お話を聞くことに慣れてきた頃にはちょっと長めのお話を読み聞かせするのも良いですね。
また、お話会などで初めてお話会に参加するお子さんがいる場合は、初めてお話を聞くお子さんに合わせて簡単なものから絵本を読むようにします。
それだけで初めてのお友だちもお話が楽しいと思ってくれます。
みんなが楽しいと思ってくれるお話を探すこと、お子さんたちの聞ける度を見つけることも司書の役割なのでそこは頑張っていきましょう!!
最後までお読みくださりありがとうございます。