図書館に来て本を探すときには、本の背表紙下に貼ってある背ラベルだけわかっていれば大丈夫!図書館に来て本が探せない場合には背ラベルを見よう!背ラベルには本の住所が書かれています。

図書館で本を探すときや並べるときに使う背ラベル!背ラベルは本の背表紙下に貼ってあり、本の住所が書かれています

今回は図書館で本が探せない時に使う背ラベルのおはなしです。

図書館にある本には、利用者さんや司書が本を探しやすいように、背ラベルというシールで本の在りかがわかるようにしています。

あのただのシールがないと、

さすがの司書でも本を見つけることは困難になってしまいます。

ただ、図書館への本の受け入れのためだけに必要なものかと思いきや意外と重要なものだったんです。

図書館で本を探すときや並べるときに使う背ラベル!背ラベルは本の背表紙下に貼ってあり、本の住所が書かれています 五十音順 図書館

以前、書かせていただいたこの記事に付け加えさせていただく背ラベルの話です。

図書館で本を探すときや並べるときに使う背ラベル!背ラベルは本の背表紙下に貼ってあり、本の住所が書かれています 本の住所 本の並べ方 図書館

⬆︎一段ラベルです。

背ラベルもどれを選ぶか各図書館によって変わります。

最近では図書館の背ラベルは3段ラベルが主流です。

(3段ラベルは名前の通り、ラベルが3分割されたラベルです。)

図書館に置く本の数が増えたり、図書館自体広くなったりすると、本の住所も膨大になり、上記の1段ラベルではその住所を載せるだけのスペースが足りなくなってきてしまったんです。

そんなおはなしをさせていただきますので、よかったらどうぞお読みくださいませ。

図書館の本の背ラベル 1段ラベルとは

図書館の本の背ラベル 1段ラベルとは 図書館 五十音順 背ラベル

これは「ラベル」といわれるものです。

背表紙のタイトルと著者の下に貼ってあるシールのことを「背ラベル」といいます。

この場合の背ラベルに記入してある分類番号と分類記号は「913、6 ウ」ということになります。

913、6は図書館にある本の中で一番数が多い「小説」を表しています。

この数字に関しては色々説明が必要なので後ほど別記事で解説させてください。

背ラベルの枠の数は、1段のほかに、2段のものと3段のものがあります。

2段ラベルは1段ラベルの中央に横線が1本入り、上下2段に分けたものです。

3段ラベルは、2段ラベルの横線がまた1本増え、2本になり、合計3段になったものです。

図書館の本の冊数が多い図書館は、3段ラベルを使っているところが多いです。

1段ラベルは、図書館の本の冊数が少ない図書館や本館しかない図書館に多く見られます。

1段にすべての住所を書き込みます。



図書館の本の背ラベルが3段ラベルの場合

913.6
1

背ラベルを絵にしてみました。

上から上段、中段、下段です。

背ラベルの上段には本の分類番号が記入されます

上段は上記で説明した通り、本の分類番号です。

小数点前の3桁で表すことが多いです。

画像の913.6はみなさんが利用することの出版の多い小説です。

ちなみに、エッセイは914.6の数字を当てています。

図書館にある本の冊数の割合が多くなってしまいがちな分類は、細分化した数字を使用しています。

そのとき登場するのが、小数点なんです。



背ラベルの中段には本の分類記号が記入されます

本の分類記号

ラベル上段に記載されていたのは、分類番号。

今回は、分類記号です。

番号と記号の違いですね。

ラベル中段は、図書館によっても異なりますが、主に本を書いた人(著者名)の名字を一文字カタカナで表記します。

図書館にある本の冊数(蔵書数)が多い場合には、この著者名を

名字の頭文字ひとつ名前の頭文字ひとつ

を取り上げ、ラベルに記載する場合もあります。

図書館の本の背ラベル 1段ラベルとは 五十音順 背レベル あいうえお順

例えば、写真の

ウブカタ トウ」さんの場合

ブカタ ➕ 

ウト』で表記したりすることもあります。

一般的には著者名の名字1文字目を分類記号として表記することが多いです。

背ラベルの下段には、巻数が入ります

画像の本が上巻だった場合や1巻だった場合には下段に巻数を記入します。

これは、本棚に並べたときに、

どの本が1巻で、どの本から読み始めたらいいのかをわかりやすくしています。

背ラベルの色は本の種類を分けることに使います 背ラベル 五十音順

本本体にも記載はありますが、

背ラベルに巻数が書いてあると、本のどこに、何巻なのか書いてあるのかを探す利用者さんの手間が省けます。



背ラベルの色は本の種類を分けることに使います

背ラベルのでもあることを分けています。

それは、「一般書」「児童書」かといったおおまかな年代でラベルの色を分けています。

一般書とは、大人が読む小説などの本を表します。
児童書は、お子さんが読み読み物などの総称です。

一般的に、このふたつで分かれている図書館が多いです。

その他に、緑や黄色のラベルを使い、郷土資料やYAといったお子さんがもっと難しい大人の本を読む間の時期に読む本として、ヤングアダルト資料をラベルの色で分けている図書館もあります。

図書館の本の多さや、その図書館のある自治体の方針でこのラベルの色使いや数も決定されます。

背ラベルの色選びや色の種類などは、本当に各々の図書館次第です。



図書館で本を探すときや並べるときに使う背ラベル!背ラベルは本の背表紙下に貼ってあり、本の住所が書かれています まとめ

図書館の本、1冊1冊の背表紙に貼ってあるラベルの使い方、載っている内容がおわかりいただけましたでしょうか?

この背ラベルを利用し、図書館に来館くださった際には、OPACも利用し、本を探してみてください。

もちろん、お声掛けいただければお探しのお手伝いもさせていただきます!!

初めて使う図書館でも、 図書館に行き慣れていなくても、 せっかく図書館に足を運んだものの、見つけている本が一向に探せない。。 そん...

お読みくださりありがとうございました。

プロフィール

 

司書歴13年。

これまで培ってきた図書館員としての知識を綴り最近はやりのイベントについてやオススメの本についてや、本に関わるアレコレを書いています。

 

私はこのサイトを通じて、全然本を読んだことがない、興味すらないという方には「きっかけ」を

本は読んだことはあるけど、この本読んだことがないなという方には、「魅力」を

そして、

本なんか毎日読んでいるよという読書家さんには「他の人の感想」を

お伝えしたいなと思っています。

良かったらみなさんのオススメの本も教えてくださいね♪

 

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コメント

  1. 通りすがり より:

    ウブカタ テイになってますよ